こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日は、本庁舎対策等特別委員会の一環で、豊島区役所を視察してきました。
豊島区役所は約10年前に建て替えが行われ、地上49階建てで高層マンションと一体化した形で建設されました。
また、旧庁舎の跡地も有効活用されています。特筆すべきは、この建て替えが実質0円で実現された点で、多くの注目を集めています。
この事業では、市街地再開発と旧庁舎地区の資産活用が組み合わされています。
具体的には、旧日出小学校と旧池袋児童館の土地を権利変換により活用し、さらに旧庁舎や公会堂、分庁舎の敷地を定期借地契約で活用することで、必要な場所と資金を確保しています。
また、庁舎の建物内には住宅、庁舎、店舗・事務所が同居しており、管理が難しいのではないかという懸念もあります。
しかし、豊島区では建物内の用途ごとの区分を徹底し、関係者間の密なコミュニケーションにより、課題に対応していました。
さらに、旧庁舎周辺の跡地活用にも工夫が凝らされています。(写真は跡地です)
ビルが建設され民間に活用されていますが、跡地一体でエンターテインメント要素を取り入れた取り組みが進められ、街全体がより魅力的に生まれ変わっています。
私自身、学生時代に豊島区へ通っていたこともあり、街の大きな変化を実感しました。
例えば、跡地エリアにある公園にはアニメイトカフェが設置されるなど、官民連携によって女性でも安全に楽しめる街づくりが推進されています。
このような取り組みによって、豊島区は住民や訪問者にとってさらに魅力的なエリアとなっています。
劇場ではネーミングライツを実施されていましたが、キャッシュを獲得することが大切です。
同じ手法が使えるわけではありませんが、官民連携で経済的な課題を解決しながら街の魅力を向上する取り組みをすることは取り組むべきです。
それでは本日はこの辺で。