新宿区内ライブハウス等へ配信費用50万円を助成。営業再開への支援を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日から第二回定例会がはじまりました。
各会派、議員による質問に加え、委員会を中心に議案の審査を行います。

私が所属していない委員会で、新宿区文化芸術復興支援事業について審査が行われるようなので、担当課に確認をいたしました。

この事業は、ライブハウス・劇場等に対して、ネット動画配信に関する費用を最大50万円助成し、新宿区が作成するホームページで公開することが検討されています。

先日も歌舞伎町の問題をブログで取り上げましたが、ライブハウスに関する情報が日々報道され、最も風評被害の大きいものでした。

新宿区でも自粛要請を行いましたが、改めてお詫び申し上げます。
また、できることには取り組んでまいります。

一方で、こちらの事業がベストだとは考えていません。

私もライブハウスの経営状況に関しても情報収集を行ってきました。
融資と持続化給付金等で瞬間的に耐えることができる場合もありますが(規模次第では厳しい)、イベントの実施やホールレンタルなど現場へ足をお運びいただけない限り、経営を続けることは困難であるということです。
都が巨額の保証を行うことは困難で、国にもお金はありませんし、区にも限界があります。

歌舞伎町と同様に、新宿区が画面の中で文化芸術を楽しむことよりも、早期に営業ができるよう支援し、ライブハウス等に足を運んでいただけるようにPRをするべきでしょう。

そして、担当課に確認したところ、本事業は区独自で考えたもので、事業者との協議等は行われていません。
エンターテイメントの仕事とは、今でも密接な関係にあります。
私自身も配信機材を買ってライブを配信したことがありますが、配信機材も50万円を超えてしまう可能性は高いですし、カメラやスイッチの切り替えなど複数人必要で、店舗の負担は大きいです。
歌舞伎町の対策のように、当事者と連携しながら、風評被害の対策と、感染症対策を実施した上で、一日でも早く営業再開をできるよう支援することが第一だと考えています。

今後も事業の内容が改良される可能性もあります。
ぜひ、新宿区内でライブハウスを経営されている方は、担当課にご連絡をいただき、率直にご意見をお伝えいただければと思います。

新宿区文化観光課 03-5273-4069

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社