刑事裁判で有罪。保健所は、深山会クリニック(旧新宿セントラルクリニック)の対応を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

何度か議会で取り上げた新宿セントラルクリニックの問題について、本日陳情審査が行われました。

「新宿セントラルクリニック」の院長逮捕 うその性病診断、数千人被害か【UPDATE】 | ハフポスト

現在は、同じ場所で深山会クリニックとして名前が変わり営業を続けています。

独自の基準で性感染症だと診断し、民事、刑事裁判が行われていました。
医療には税金が投じられていますし、投薬による健康被害も出てきます。
新宿区内でこのようなことが行われているということは、信じられないことですが、区民を守るためにも対応が必要です。

5年前にも同じ趣旨の陳情が提出されていましたが、医療法第25条の立ち入り検査を求めるものです。
新宿区保健所には権限がありますが係争中のため審議未了となりました。
しかし、最高裁で懲役2年6月、執行猶予4年の判決が下されました。

裁判の結果が出たのにクリニックを続けていることに問題がないのか保健所に確認したところ、「医師免許が剥奪されていないため区では対応できない」という回答がありました。
これから厚労省で審査が行われるようですが、その期間に対応が行われないということになれば問題です。

また、都営新宿三丁目駅に広告が掲示されていたそうです。
新宿セントラルクリニックの際にも問題になり係争中ではありましたが撤去されました。
名前が変わったからまた掲示をするということは理解できません。
この件についても陳情に含まれ、新宿区からも東京都に連絡をするとのご答弁がありました。
その後、本日陳情者からご連絡をいただきましたが、撤去されたようです。
新宿区が動く前でしたが、前回と同じ基準で撤去をすべきです。

新宿セントラルクリニックに関しては、数年前から問題が指摘されていましたが、被害者が出る前に権限の範囲内で対応をすることができなかったのでしょうか。

審査をいただいた委員のみなさまには感謝を申し上げます。
継続審査となりましたが、保健所も問題を認識し、管理者の変更ができないかなど対応を検討するとのことでした。
保健所にはこの問題が解決するように動いていただきたいと思います。

それでは本日はこの辺で。