会派拘束より心理的安全性

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

Twitterでもすでに書いたことですが、会派拘束についてです。
一人会派のときは100%自由に活動していました。
しかし、会派拘束によって自由度が下がってしまえばそれはデメリットになります。

結論から申し上げると新宿区議会で会派拘束は強制されていません。
今所属している会派は過去に無所属と維新の議員さんで会派を組まれていた際に、身を切る改革など意見が分かれることもありましたが、会派を解散させられることにはなりませんでした。

中野区議会では会派内で異なる態度になると離脱、解散などがあるようです。
立憲さん、国民さんで会派を組まれていましたが、憲法や安全保障など国政の案件が出たときに賛否が分かれることについて批判されていました。

悪意をもって国政などその自治体の外で決まってしまう議案をあげれば、その会派を解散させることができてしまいます。
政党でまとまれば国政のテーマについて意見の一致できるかもしれませんが、無所属とは相性が悪いです。
そもそも、地方議会では憲法や安全保障の話をする場所ではありませんので、これもおかしな話です。

他にも党議拘束や会派拘束が適用されない事例はあります。
これは会派の先輩に教えてもらったことですが、実は国政で自民党のような大きな政党でも、臓器移植法について党議拘束を外していました。
また、そもそもアメリカの政党のように党議拘束がない議会もあります。
党議拘束や会派拘束も考え方としては尊重しますが、それを設けない自由も同じくらい大切だと考えています。

今回も無所属で当選しましたし、来期の選挙にも立候補しません。
極端な話ですが、造反して公認がとれなくなることなど気にする必要はありません。

100%の希望を主張するというスタンスから会派としての意見の一致を目指しますが、最初から結論を決めて議会にのぞむことはしません。

心理的安全性を高めて、4年間の任期を満了できればと思います。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社