こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
昨今では自治体におけるコンプライアンスの重要性が高まり、このテーマについては議会でも取り上げました。
本日は金融を中心に注目されているコンダクトリスクについてご説明します。
まず、コンダクトは「行為」を意味します。
ステークホルダーにネガティブな影響を与える行為によるリスクのことです。
例えば、顧客に不利だとわかっていながら、業績をあげるために契約を締結をしてしまうことが考えられます。
この契約が法律に違反していなければ問題ないと判断されることもありますが、ステークホルダーにネガティブな影響を与えていることは明らかです。
現場の個別最適を目指すとこのような対応が行われてしまうことがあります。
しかし、組織の評判が悪くなってしまい大きな損失を被る可能性があるため全社的な対応が必要です。
コンプライアンスは法令遵守と訳されることもありますが、昨今では倫理等も含むそれ以上の意味で用いられています。
ご紹介したコンダクトリスクについては重要な考えであり、民間の経験を活かして議会からコンプライアンス対策を推進します。
それでは本日はこの辺で。