議会で公職選挙法研修、ケチすぎでも慎重な活動を

こんばんは、新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は全員協議会が開催され、議案の説明がありました。明日からいよいよ第四回定例会が始まります。

午後には「公職選挙法について ~日常の政治活動と寄附などの禁止行為について」というテーマで議員研修会がありました。全国市区選挙管理委員会連合会事務局長の三浦さんを講師にお迎えし、詳しいご講演をいただきました。

日常の活動を一般的な感覚で行うと、知らず知らずのうちに公職選挙法に違反してしまう可能性があります。例えば、選挙運動と政治活動の違いや寄附の禁止など、慎重に対応しなければならない点が多くあります。

特に、選挙運動と政治活動の線引きは難しいものです。「新宿区議会議員選挙に立候補するので応援してください!」と立候補前に呼びかけることはできません。現職議員であれば議会活動を通じて自然に知名度が広がりますが、無所属新人の場合、どのように活動を進めるべきか悩む場面も多いのではないかと思います。

また、看板や二連ポスターについての説明もありました。掲示物の規制は非常に厳しいため、これから選挙に挑戦される方は選挙管理委員会に確認することを強くお勧めします。

冠婚葬祭などの慣習的な場面においても違反となる可能性があるので注意が必要です。
中には、買い物をしただけで「買収だ」と指摘されるリスクもあります。私自身、学生と一緒に活動する機会があっても、缶コーヒー1本すらおごらないようにしています。少しケチだと思われるかもしれませんが、ルールを守るためです。ご理解いただければ幸いです。

公職選挙法は「お金のかからない選挙」を実現するために作られたものです。以前は大きな政党と個人候補の間に格差があったため、この規制にも意味がありました。しかし、今の若い世代はインターネットを活用することで効率よくお金をかけずに活動できる可能性があります。自由に安心して活動できる環境をつくるため、規制の見直しが必要だと感じています。

とはいえ、現行のルールを守りながら、細心の注意を払って活動を続けていきます。

それでは、本日はこの辺で失礼します。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社