保育料振込用紙の「階層」という文字を見たら頭にピラミッドが浮かんできた

区民の方からご連絡をいただき、保育料の振込用紙を拝見させていただく機会がありました。

保育料は、生活保護世帯等の保育料が必要ないなど、家庭の状況によって金額は変動します。
その状況を表すために、振込用紙には、「階層」という項目があり、どの階層に属しているのかを表すアルファベットが記載されています。

しかし、階層という単語を見て、私はあまり良い単語のチョイスだとは思いませんでした。

1.建物の層のかさなり。
2.データなどの上下に層をなしたかさなり。
3.社会的地位が大体等しい人々の集団。職業・学歴・財産・年齢・身分・人種など様々な基準やそのかさなったものでつくられる。社会階層。界層。 → ヒエラルキー

階層という文字を見た際に、おそらく多くの方が、ピラミッド型の階層組織であるヒエラルキーを想像することになります。

うーん。。役所が管理をする上では都合の良い単語なのかもしれませんが、不快に思う区民も一定数出てしまうような単語のチョイスではないでしょうか…。

用紙を持って銀行で手続きをする姿を想像してみると、やっぱり階層と書かれた用紙を提出することには抵抗があります。

例えば、「区分」という単語に置き換えればは横並びのイメージになります。

こちらの写真は27年度の保育料一覧表です。

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私が確認した振込用紙では、「階層」とだけ書かれていましたが、一覧表上では、「階層区分」となっております。
区分という単語を利用しているなら、もう区分だけで良いんじゃん!と思うのは私だけでしょうか。

少し先になりますが、2月の議会では振込用紙等に関する表記を質問として取り上げる予定です。

今回の階層の話もたった二文字単語を修正するだけだし、コストがかかることもありませんし、すぐに始められると思います。

この問題は保育料の振込用紙に限ったことではありません。

例えば、保育料の振込用紙以外でも階層や類似する単語を利用している振込用紙や資料が他にはないか。
区民を対象とした各種書類で、単語の選定に関するルールはどのように決められている。
これらを広めに調査をして、質問をさせていただければと思います。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社