シンジュククエストIII そして街頭へ…高校生たちは政治経験値を獲得してレベルアップ!

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、高校生インターンシップの3日目で最終日でした。
まずは、私も初めてのサムライミュージアムへ遊びにいきました。
驚くことに、お客さんは私たち以外全員外国人で、ガイダンスも英語でした。
時代背景や武器や防具等に関する細かい説明があり、大変勉強になりました。

インターン生がJKザムライに変身したり、楽しかったです。

そして、ランチは歌舞伎町ブックセンターでいただきました。

お料理が美味しいことはもちろんですが、斬新なコンセプトで高校生たちも刺激を受けたことでしょう。

また、新宿区立西早稲田リサイクルセンターも見学させていただきました。

この施設では、家具のリサイクル、そして販売をしています。
実際に作業をされている現場を確認したり、ジモティーに出品されるとすぐに売れてしまうことなどご説明をいただきました。

そして、政治家体験の最終課題は、街頭活動です。
本物の政治家と同じように本格派に、街の人と政策について意見交換をします。
さらに、意見交換の結果をレポートとしてお送りするために、ご住所をいただくところまでを課題としました。
街で知らない人に声をかけるのはハードルがあります。
さらに、ご意見を伺ったり連絡先を交換するには信頼関係を構築する必要があります。

私も街頭活動を通して多くのご支援をいただき、レポートの購読はもちろん、ポスター掲示のご協力をいただくことに繋がっています。
ただし、街の人と議論をするためには、政策つまり議論のテーマが必要です。
私は特に口を出さずに見守っていところ、生徒たちはいわゆるブラック部活の問題に着目しました。
帰国子女の高校生によると、アメリカで通っていた学校では日本のように一年を通して部活を行うことがなく、例えばサッカーは春と夏に活動するなど、シーズンごとに部活が行われています。
別の部活と掛け持ちすることで、多様な競技に取り組むことも珍しくないそうです。

そして、教育委員会事務局に部活の実態を電話で確認し、街頭へ!

部活について、街でご意見を伺ったところ、
「甲子園を目指すことと、同じ部活でも楽しくプレーするのでは全く異なる。」
「部活に一生懸命になるのは推薦入試に直結するからで、その制度から考える必要がある。」
など、鋭いご指摘もいただけたようです。

様々な議論を通し、レポートの郵送をご快諾いただけた区民の方は、およそ1時間半の活動で7名という結果になりました。
本物の政治家と比較しても、素晴らしいパフォーマンスでした。
有権者とのコミュニケーションをとる喜びも感じてもらえたようで良かったです。
高校生たちは、成長をとげることができました。

今回のインターンシップを通じて、行政・議会、NPO、民間企業と、様々な角度から新宿区について考えることができました。
とにかく楽しんでいただくことを第一に考えましたが、政治家のイメージが良くなったと言ってもらえたことは嬉しかったです。
また、昨日も書かせていただきましたが、私が見えていなかった街の魅力については、若者から学ばせていただきました。
新宿区内を駆け回った3日間は、私自身も本当に楽しかったです。
春は統一地方選挙直前ですが、もし高校生インターンシップが開催されたとしても、受け入れたいと考えています。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社