こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
次の定例会では、表現の自由について質問します。
デモの出発地として認められる公園の問題について、以前もブログでご紹介しました。
8月以降、4箇所の公園から新宿中央公園のみになりました。
新聞でも大きく報じられてご存知の方もいらっしゃると思いますが、区議会でも賛否両論な案件です。
多くの会派が取り上げることになるかもしれませんが、私は表現の自由と住環境の維持が両立できるよう、住民の意見を十分に確認することを要望します。
そしてもう一つは、あまり注目されていませんが、早稲田大学 戸山キャンパスの立看板について取り上げます。
早稲田大学戸山キャンパスは、諏訪通り沿いにあるサークル等の立看板が印象的でした。
現在は、早稲田アリーナの建設工事のため、立看板一時的に撤去されています。
その際に、新宿区みどりの条例により、道路沿いに80%の緑化が義務付けられています。
緑化された箇所の前にフェンス等を設置することができません。
そのため、事実上看板は撤去し、後退が余儀なくされています。
緑化をしない場合、氏名公表をされる場合があります。
長い年月をかけて学生が築き上げてきた文化よりも、緑化された景観が大切でしょうか。
新宿区の意図として、事実上、表現の自由に規制をかけるきっかけを作っている状況について、その見解を問い、さらに柔軟な対応ができないか要望を行います。
選挙の際には緑化された箇所にポスター掲示板を設置せざるを得ない等、臨時的な場合もあるでしょう。
新歓シーズン等、臨時的に立看板を設置することについては、みどりの条例が規制から外れる可能性もあります。
この点についても、新宿区の見解を伺います。
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今回の問題は、学生さんからの情報提供で知りました。
早稲田大学による通知を読む限り、新宿区の規制により立看板が撤去されたことによるイメージ低下にもつながりかねません。
学生さんの声にも耳を傾け、真摯な対応をいただければと思います。
お気軽にご意見をいただければと思います。
それでは本日はこの辺で。