コンピュータが議論の中心。新宿区情報公開・個人情報保護審議会の抜本的な改革を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、新宿区情報公開・個人情報保護審議会でした。
私も議会選出の委員として、積極的な議論をさせていただいております。

案件は、インターネットバンキング・クレジットカード・ペイジーによる税や国保料の納入、インターネットゲートキーバー事業(Google Suiteや検索エンジン連動型広告)、国保データベース(KDB)など案件の多くがシステムに関わることでした。

新宿区の事業もICT化が進み、区民生活が便利になる一方で、審議会資料も分厚くなり「ハッシュ値」「データベース結合」等の議論が行われています。

審議会の委員は、地元団体推薦の方が多いです。
もちろん、地域のご意見は大切なことですが、ITに関わる人員の割合を増やさなければ対応ができません。
現在は、情報セキュリティアドバイザー制度が導入されましたが、委員同士でシステムに関する議論が十分にできていません。
また、職員も十分な理解ができていないため、議論が噛み合っていません。

また、本日は個人情報保護が議論の中心でしたが、検索エンジン連動型広告についての案件もありました。
Webアプリケーションを中心とした情報セキュリティの強化に加え、Webマーケティングについても強化が必要です。

行政の内部でもITに関する案件が増えてきました。
情報システム課や区政情報課などICTに関わる部署を中心に職員の研修が必要です。
さらに、民間に委託しながらITに関する事業を進められるよう、行政としての方針を見直すことも必要です。

代表質問でも関連する議論を予定していますが、さらなる改革が必要です。
ぜひお気軽にご意見をいただければと思います。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社