ペット防災、ペットフードは備蓄+団体と連携して調達

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

決算特別委員会でペット防災について質疑しました。
このテーマについては、関心の高い方も多く、非常に多くのご意見をいただいておりました。

新宿区では、避難所にペットを同行できるよう準備を進めてきました。
詳しくは、以下のページをご覧ください。

ペット防災について:新宿区

備蓄も難しいため、基本的には食事や水など備蓄をお願いしております。
こちらに5日分との記載がありますが、それ以降についても対応が必要です。
また、複数の方からペットとの車中泊についてご意見をいただいておりました。

令和3年度にペット防災については決算実績が0円になっていたので、その確認といくつか質疑を行いました。

以下、質疑と答弁です。

伊藤 ペット防災対策事業の決算実績が0円になっているがその理由は。

衛生課長 ペット防災のチラシや講習会の普及啓発の予算を計上していたが、実施されなかった。

伊藤 5日分はペットフードを備蓄することが示されているが、それがなくなったらどうするのか。飼い主のいない動物についても受け入れるが備蓄がなければ対応できない。どのように対応するのか。

衛生課長 5日以降も備蓄いただいたペットフードで対応いただくことを想定しているが、過去の被災地では、発災後3日から4日程度で動物愛護団体から救護物資を受け取っている。新宿区でも適切に配布をしていきたい。飼い主のいない動物については、東京都動物愛護相談センターで保護することになっているが、発災直後は一時的に避難所で保護する。その際のペットフードについては協定活動を結んでいる東京都獣医師会新宿支部等との連携の中で対応すると考えている。

伊藤 車中泊をしたいという方からご意見をいただいているが、エコノミー症候群の問題はないか。

衛生課長 過去の被災地でもそのような方がいたことは把握している。避難したとしてもペットが大きな音をたてて車中泊になった事例もある。避難所でお困りの方がでないことが重要であり、またアレルギー等の問題があるため飼い主とは別に保護することを考えている。そのためにはケージやリードに慣れるなど日頃の対応が重要であることを周知する。今後、他の自治体の事例なども参考にしたい。

ご自宅で生活をいただくことになりますが、困難な場合には避難所等の支援が必要な場合もあります。
新宿区の資料等もお読みいただき、ご準備をいただければと思います。

引き続き議会からペット防災の周知や支援について要望を行ってまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社