政策を読んでも違いがわからん?区民の区政参加・理解を深めるために、議員間の議論を

昨日は子育て支援関係の話題がブログやSNSで盛り上がっていました。

私の記事はこちら↓
児童一人に年202万円投じてること知ってますか?政治家最大のタブー・子育て支援は、もうごまかせない

子育て支援という財源があやふやになりがちな分野で、既存の制度と異なる新しい意見が出てきたことは大変良いことでした。
しかし、何の根拠もなく批判をしている人や、議員のブログが炎上してサーバーダウンをするという事態も発生していました。

税金を投入して保育所の拡充することを提案しなければ、批判されることは避けられないと思います。。

しかし、この流れは健全ではないと思っています。

というのも、政治家が取り組むべき子育て支援をはじめとする社会問題に関して、現場でも数字や根拠に基づく議論がまだまだ深まっていません。
そのため、有権者や政治家も、課題について深く理解しているとは限りません。

そして、数字や根拠、つまり行政の予算や資料を調べ課題について理解を深めること、有権者にとってハードルが高いです。

例えば「2,000億円の予算があります」と言われても、多くの方にとっては現実離れした数字であり、その予算で何をどれだけできるのか、ピンとこないでしょう。

また、認可保育園で児童一人当たりにかかるコストについて、年代別の内訳を問い合わせても既存の資料では用意されていませんでした。

私の昨日のブログに「認可保育園での児童一人当たり202万円/年」と書いていますが、この数字は、一般の方がホームページから閲覧することができない「データブック」という資料のコストの項目から引っ張ってきて計算したものです。

行政の情報は公開請求すれば教えてもらえます。
とはいえ、わざわざ行政に足を運び、疑問に思った情報について公開請求する方は、一体どれだけいらっしゃるでしょうか。
一般の有権者にわかりやすいかたちで真実が語られていない状況には大きな問題があります。

このような有権者にとって見えづらい情報をわかりやすく伝え、課題解決を約束すること、つまり政策を掲げることも、政治家の役割だと思います。

議員は政策を通じて有権者と約束をします。
しかし、現職の私が見てもさっぱりわからない内容のものあります。

例えば、多くの議員が「子育て支援に取り組みます」とだけ書かれていますが、財源をどうするかなどの具体的な方法については触れられていません。

もちろんそれは私にも言えることです。
一般に流通する選挙公報など、限られたスペースに合わせて作成されているため、十分に考えを伝えることはできません。

だからこそ日々の情報発信が大切だと考え、議会の内容や質問の原稿、その後についてなどご報告させていただいております。

昨日のブログをお読みになった区民の方から、
「ママ議員、おっさん議員、そして意識高い系など、多様なバックグラウンドで朝ナマよろしく区民公開トークを、ぜひやっていただきたいです!区民センターとかで!」
と面白いご意見をいただきました。

議会基本条例が制定されている自治体などでは、議会活性化のために議員間の議論を推進することも始まっています。
議会では通常、会派と行政の議論が中心となり、議員間の議論はほとんどできていない状態です。
そのため情報公開をする意味でも、区議会として区民へ公開するかたちのタウンミーティングを実施することが必要だと考えています。

そこで、議員間の相互理解や議会のレベルアップ・透明性を高めるためにも、子育て支援は身近で良いテーマだと思います。

各議員が有権者に対して、数字や根拠をわかりやすく説明をする必要あるため、真剣に議論をしなければいけません。

議論と結果、その時点での考えをブログなどに書いてマニフェストの意味をより詳しく伝え、公約として有権者と約束することも有効だと思います。
そうすることで、有権者に対しても「〇〇を実現します!」など曖昧な政策ではなく、具体的な話ができるため、一歩踏み込んだ議会活動にもなります。

子育て支援一つとっても、これまでの議会や各議員のSNSを見てみると、様々な意見の議員がいらっしゃいます。
具体的な数値や根拠を示し、私と考えの近いご提案をされている議員もいらっしゃいまし、全く考えが異なる議員もいらっしゃいました。

多様な考えがあることは良いことです。
しかし、区民の皆様に本当の考えを知っていただくためにも、そして議員同士で本当の考えを知るためにも、議論し、情報をオープンにしていくことが大切です。
議論が活発になれば、どの議員がどんな考えを持っているのかが明らかになり、さらにその情報をネットもとに、もともとその分野について知識がなかった有権者も各政策の比較をすることができます。

「区議会議員同士の議論を見たことで考えが変わった!」
「他の議員の話を聞いて、視野が広がった!」
という機会をたくさん作ることで、政治参加も進みますし、必ずもっと良い提言ができるようになります。

区民に公開される議員間の議論は、区民にとって有益なかたちで区政を前へ進めることができるようになると思っているのですが、新宿区議会の皆様、如何でしょうか?^^

私が所属する自治・議会・行財政改革等特別委員会でも、議会改革についての議論をすることがあると思うのでも、機会を見つけて提案してみようと思います!

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

ベンチャー×政治。30歳最年少新宿区議会議員。無所属1人会派Startup SHINJUKUで子ども・若者のために奮闘中。365日ブロガー。機械学習。日本初のAI議員。ネット選挙。元学生起業家、楽器演奏。表現の自由。オタクとまちづくり。グリーンバード新宿。落合で妻と2人暮らし。