超党派で性的マイノリティの勉強会。SOGI(性自認と性的指向)による差別のない新宿区へ

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

今月の議会では、性的マイノリティについて代表質問をさせていただきます。

ちょうどタイミング良く日本共産党新宿区議団のみなさまにお声がけをいただき、性的マイノリティについての勉強会に参加させていただきました。
一人会派だと勉強会を開催しにくいので、大変ありがたいです。
同じく一人会派のかわの区議も出席されていました。

男女共同参画会課長にお越しいただき、職員を対象とした研修をベースに、お話をいただきました。
LGBT等の性的マイノリティの特徴や、どのような課題を抱えているのかについて、ご説明をいただきました。
また、新宿区の取り組みとして、性別統計を取る際に自由記述を加えるなど、性的マイノリティに配慮した改善が行われていることなど、ご紹介いただきました。
どのような研修が行われているのか、理解する機会となりました。

新宿区で取り組んでいるSOGIへの差別禁止について、議員同士でも共有しました。
SOGIとは、Sexual Orientation(性的指向)とGender Identity(性自認)のことを指します。
例えば、「LGBTの差別禁止」は新たな差別につながる可能性もあります。
そこで、すべての人に当てはまる「SOGIの差別禁止」ということが望ましいとお話をいただきました。

政策を前に進めるためには、当事者の声が必要です。
つまり、当事者の方が行政に相談することも大切です。
しかし、性的マイノリティの方の中には、声をあげることに抵抗を感じている方もいらっしゃいます。
インターネットの活用や民間団体との連携など、声を拾える環境を整えることが急務です。

性的マイノリティについての考え方については、共産さんや公明さんと概ね考えが共通しています。
超党派で議論を進めることで、特定の政党を支援する当事者のみならず多くの課題が把握でき、メリットがあると考えています。
共産さんには大田区への民泊視察の際にお声がけをいただき、一緒に視察をさせていただいたことがあります。
民泊についての考え方は異なりますが、機会をいただくことで新たな気づきがありました。
もちろん、考え方が異なることもありますが、追及よりも提案中心の議会であることは、新宿区議会の良いところです。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社