専業も兼業もバックグラウンドは多様に。行政職員と議員は似て非なるからこそ「民」としての仕事を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

SNSでご質問をいただいたこともあり、議員の専業・兼業についての考えをお伝えします。

結論を申し上げると、兼業を尊重をしたいと考えています。

さらに、民の視点を取り入れることが大切だと考えています。
例えば、若者の政治参加、情報セキュリティ、あるいは行財政改革・公会計に関する取り組みは、民間の実務を取り入れたものです。

一つ例をあげると、民間では日頃から財務諸表等を気にすることになります。
行政にも公会計があり、B/SやP/Lなども存在します。
細かなところですが、B/S上で無形固定資産がゼロでソフトウェアが計上されていない問題について議論を行い、改善につなげることができあした。
公会計に関する議論では、民間で財務に関わる元会社の同僚に相談したことも大きかったです。

トレーニングのように、24時間議会の仕事をすれば、最も良いコンディションになるとは限りません。
民間の実務から学んだことを低減することもできるため、本会議や委員会に出席できる範囲であれば、問題はないと考えています。

政治の世界へ挑戦する仲間の中には、現在もお仕事をされている方もいらっしゃいます。
自営業の場合はもちろん、会社にお勤めでも休暇を活用できれば、退職をすることなく選挙にのぞむことができるようですが、挑戦を応援したいです。

議員は複数の区民で構成されていることが最大の強みです。
一定の得票をして当選してきた議員たちは、街のこと、あるいは区民のことに関しては、行政職員よりも深い分野があります。
この深い分野があるからこそ、約3000名もの優秀な職員がお仕事をされている行政との差別化につながります。

私のように民間から議員になる場合もあれば、大きな政党では秘書を経験して議員になる場合などもありますが、誰もが深い分野を持っているものです。
バックグラウンドにに正解はなく、区民の視点から区政が良くなることを考え、選挙で審判が下されるものだと考えています。

私は、行政職員の延長線上の考えで議員の仕事に取り組むつもりはありません。
任期も残りわずかですが、常識にとらわれず、民の視点から議会活動に取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社