他の自治体の事情を知る。SNS活用で議員との接点を作ろう

滋賀県大津市での3日目の研修が終わりました!

今回の研修では地方自治小六法を片手に、
憲法や地方自治法に関する座学を通じて知識を身につけることができました。

憲法や行政法は即効性が高いテーマではありません。
しかし、条文を読みこむことで、
必ず主張をする際の裏付けとして活かされます。

もちろん、知識を身につけたことも大きな財産ですが、
今回最大の収穫は、全国の地方議員と情報交換し、
他の自治体のことを知ったことで、改めて新宿区の魅力に気がつけたことです。

北は北海道から南は沖縄まで、
日本中の地方議員と交流ができたことです。

青森市から来られていた方と意見交換をする機会がありましたが、
「雪が多い季節になると議会も雪の問題が多くなる」
というお話をお伺いしました。
新宿区にいると、そのような問題があることさえもなかなか気がつかないものです。

青森市のような雪の多い地区では、
これまで議論され多くのノウハウが蓄積されていると思います。
情報交換を活発にすることで解決できる問題もたくさんあるのかもしれません。

また、他の自治体の意見を聞くことで、
客観的に新宿区を見る機会が持てたことも非常に大きかったです。

新宿区では一人会派にもご配慮をいただき、
質問も一問一答方式を導入済みで行われています。

地方議会でよく議論になる「一問一答方式」に関して、
詳しくは山本りょうたろう市議会議員のブログがわかりやすくてオススメです。
これだけで驚異的に会話が弾む!超モテ質問術

他の自治体と比較をした場合には、
新宿区は議会改革が進んでいる部分がたくさんあることに気がつきました。

そういえば、研修を受ける以前から「新宿区を視察したい」
というお話を別の自治体の議員からいただくこともありましたが、
こちらから情報をご提供できることもあるのかもしれません。

また、研修が終わった後、帰りの電車がくるまで時間があったので、
数十分程ですが滋賀県大津市を散策しました。

研修会場のすぐ側には、琵琶湖があります。
大津市と京都市をまたぐ比叡山延暦寺が有名で、
街の中では社寺仏閣を多く見かけましたが、
実は滋賀県は京都府よりも社寺仏閣の数が多い街です。
大津市は観光スポットとしてはもちろん、
非常に魅力的な街だと感じました。

それぞれの自治体には素晴らしい特性や文化があり、
これらに優劣をつけることはできません。

地方議員はこの特性や文化を伸ばすために、
日々試行錯誤をすることが求められています。

これまでは他の自治体で、
今どんなことに取り組んでいるのか把握することは、
視察など非常に高いコストが必要でした。

今はインターネットの普及により、
瞬時に画像付きの情報共有が可能です。
若い議員の方が多くSNSでつながることができたので、
今後とも情報交換をさせていただければと思います。

明日はグリーンバード新宿でお掃除ボランティアと、
こども@ホームのイベントが待ち構えています…

ヘトヘトなので本日はもう休みます。

それでは良い休日を。

P.S.
最後に「今回の活動経費を政務活動で計上する」ことに関してお話をさせていただきます。

新宿区では四半期ごとに政務活動費の申告をしています。
4月(当選直後により支給なし)、5月、6月の3ヶ月は政務活動費の支出を0にしていましたが、
以前のブログにも掲載した通り、
今回の経費は新人議員研修は政務活動費としての支出を予定しています。

研修費用:10,600円
交通費:26,160円(新幹線自由席)
書籍代:4,104円(教材の地方自治小六法)

7-9月の政務活動費を計上し、確定した際には、
四半期ごとに領収書を公開するページも作成していきたいと思います。

政治家が徹底した情報公開することにより、
有権者が一目で活動をチェックが可能になります。
そして何よりも政治家自身がブレる余地を作りません。

最大限、透明性を高める努力をしていきますので、
有権者の皆様にぜひ率直なご判断をいただき、
ご不明な点などがあればお気軽にご連絡をいただければと思います。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社