経営学と公共経営リスクとリターンを見極める意思決定

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

現在、新たな科目として経営学に取り組んでいます。
答練を受けましたが、D判定と厳しい結果になりました。

会計学、特に財務会計では主に決算を通じて過去の財務状況を分析するのに対し、経営学ではファイナンスの分野を通じて将来のお金の動きを考えることが求められます。
企業の価値評価や投資判断、デリバティブなどの計算問題も含まれ、リスクとリターンを数値で評価することが重要なポイントとなります。

アップサイドリスクやダウンサイドリスク、期待収益といった概念を学ぶことで、企業経営における投資判断の基礎を理解できます。
これは単なる企業経営にとどまらず、公共経営においても応用可能な考え方です。
例えば、公共施設のマネジメントにおいても、ファイナンスの知識が欠かせません。

公共経営では、工事等の多額の資金が必要になる案件があります。
公共施設の意思決定では、初期投資に見合うリターンが得られるのか、将来的な財政負担をどの程度見込むべきか、工事等が発生する場合はどのような手法が適切か等を慎重に検討する必要があります。

短期的な財政状況だけでなく、長期的な価値創出の視点が不可欠です。
リスクを誤解して危険だから現状維持ということでなく、改革に活かしていくことも必要です。

経営学の知識は、民間企業に限らず、公共政策の分野でも活かされます。
これからも学びを深め、公共経営における意思決定の質を高めていきたいと思います。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社