議員の試練!?ネット上の質問にどう対応するか考える。

本日は、昨日のブログをお読みになった方から、
ご質問をいただいたので、当ブログにてお返事をさせていただきます。

最近ではお問い合わせをいただくことも増え、
議会で使う原稿、ブログ、メールと文章を書くことが仕事になってきています。

Facebook等で記事をお読みになった方に「いいね」をいただいたり、
(励みになるので引き続きお願いします。笑)
議会質問に直結するようなご連絡をいただくこともあり、
私の活動に対して皆様からアクションをいただけることに、非常に感謝しております。

しかし、非常に恥ずかしく情けない話なのですが、
私は作文が大の苦手で、時間がかかってしまうため、すぐに回答を書くことができません。
これ以上増えると、秘書もいないし、
リソース的にも対応が難しくなりそうな状況です。
いただいている質問の多くは、ブログをよく読んでいただき、
政策に関して鋭いご指摘をいただく内容です。
そこで、知識の共有のためになるのではないかと思い、
(そして私が書く分量を減るのではないかと思い←)
全てをまとめてしまおう!と音喜多師匠の手法を導入し、
個人を特定できる情報を消去した上で、
ブログを通じてお答えさせていただければと思います。

今後お問い合わせをいただく場合には、
お問い合わせフォームを通じてご連絡をいただければ幸いです。
(こちらも誹謗中傷や、ご連絡いただいた方の素性や質問の意図がわからない場合などお返事しない場合があります。)

メールでご返信をさせていただく場合もありますが、
ブログとして引用をさせていただき返信したり、
議論をして次につなげるという意図がある場合には、
場合によってはお会いして意見交換をさせていただくこともあります。

尚、Twitterのメンションや、DMに関しては、
誹謗中傷も含め、様々な性質のものが多い傾向にあり、
すべてにお答えすることはございませんのでご了承ください。

まず、昨日のブログでいただいた質問についてです。
議会活動は時にゆるく。アホさ、センスも大切に。

こちらが、ブログの内容についていただいた質問です。

1) 政策が不完全とはどの段階での事態を指していますか?
2) (政策)<提言>はつまり<提言>そのものは、基本的に何らかの視点と視程を持って行われる行為ですから、それを見る角度によっては「不完全」と思う方々は必ずいます。
従って提言そのものは、リスクの有無で「提出するしない」を配慮すべき事項ではないと理解していますがどうでしょうか?
3) 次に「斬新さ」についてですけれども、得てして「奇抜さ」を斬新と考えることがあるようです。
そこで質問ですが伊藤さんの中では「斬新」と「奇抜」はどう違いますか?
4-1) 「自由な政治家」についてですけれども伊藤さんは「自由」ですか?
4-2) 政治家が「自由である」事は憲法で保障されていますが、それは「政治家」の権利でしょうか?
4-3) 権利であるとして政治家の義務とはなんだと考えていますか?
4-3) 「責務」とは「義務と責任」が合わされことばですが、では「責任」の対義語は何だと考えていますか?

これらの質問に対して、お答えさせていただきます。
まず、1)、2)についてです。

1) 政策が不完全とはどの段階での事態を指していますか?

2) (政策)<提言>はつまり<提言>そのものは、基本的に何らかの視点と視程を持って行われる行為ですから、それを見る角度によっては「不完全」と思う方々は必ずいます。
従って提言そのものは、リスクの有無で「提出するしない」を配慮すべき事項ではないと理解していますがどうでしょうか?

ご指摘の通り、どこまでいっても「不完全」だと思います。
ネガティブキャンペーンなどが起こるリスクを恐れて発言しないことを避けるために、
また自分への戒めとして、書かせていただきました。

3) 次に「斬新さ」についてですけれども、得てして「奇抜さ」を斬新と考えることがあるようです。
そこで質問ですが伊藤さんの中では「斬新」と「奇抜」はどう違いますか?

特に昨日のような、ほぼ雑談に近い内容のブログでは、
口頭で話す際に自然と浮かんでくる言葉を、そのまま書き起こしています。

政治ライト層に「おもしろいと思っていただけること」
を意識して言葉を選ぶことはあっても、
「斬新さ」「奇抜さ」の意味を説明できるほど、
特に気にして文章を書いているわけではありません。
「奇抜」という言葉は、頭にも浮かんできませんでしたし、
新しさを強調するために、「斬新」という言葉を選んだのだと思います。

また、言葉の意味などは、国語があまり得意ではないこともあり、
自分の言葉で明確な答えが出すことはできません。
そのため、辞書より引用させていただければと思います。

斬新(goo辞書)
[形動][文][ナリ]趣向や発想などがきわだって新しいさま。「―な技法」「―奇抜なアイデア」

奇抜(goo辞書)
1 きわめて風変わりで、人の意表をつくこと。また、そのさま。「―なデザインの服」「―な着想」
2 ひときわ優れていること。また、そのさま

最後に自由についてです。

4-1) 「自由な政治家」についてですけれども伊藤さんは「自由」ですか?
4-2) 政治家が「自由である」事は憲法で保障されていますが、それは「政治家」の権利でしょうか?
4-3) 権利であるとして政治家の義務
とはなんだと考えていますか?

党議拘束がないことは、他の政党所属の政治家を見ていると、
相対的に私は自由な立場だと感じています。

また、現状は自由な政治家は少ないようにも思われますが、
本来は自由は権利として必要なことだと思います。
また、あくまで私の立場での回答で恐縮ですが、
自由な立場を活かすことが義務だと思っています。

政界の諸先輩方に比べ、私には政治家としての知識、経験はまだ十分にありません。
また、聖人君子ではありませんので、
時には間違いをすることもあるかもしれません。

政治家の場合は党議拘束があれば、地方公務員の場合は国からの通知等があれば、
制度的に非効率だとわかっていても、その政策を貫くことになります。

自由な立場の政治家は、自分の意思で軌道修正をすることの自由も許されます。

国政政党に所属している議員の中には、
地域のこと以上に、国政で扱う課題に力を入れ活動している場合もあります。
私の場合は、可能な限り地方議会の未来のためになる適切な活動を目指し、
今後もバランスを保つよう頑張りたいと思っています。

党議拘束がある場合、特定の層や特定の世代の意見が採用されやすいということもあります。
自由な立場の政治家として、
意思表示をしていない子どもにツケをまわさないためにも、
意見が偏り過ぎることを避け、
将来世代の視点で活動をしていきたいと思っています。
そのため、子どもや若者が居る場所へ足を運び当事者の目線を理解したり、
将来世代のためにご活躍されている方にご協力のお願いに行くことなどに、
時間を活用させていただければ幸いです。

責任の対義語に関しても、
特に考えを持っていたわけではありません。
「権利」、「自由」など様々な説があります。
上記に関してはどちらも否定することもできません。
私の中では答えが出しきれません。

皆様はどうお考えでしょうか。

いただいた質問への回答は以上です。

議員として、お問い合わせへの対応は非常に大切な機会です。
今回は政策の話ではありませんが、
ネットを駆使する議員の方の参考にもなれば幸いです。
また、秘書もいないので、限られたリソースで活動しています。
「今後こうやってお問い合わせへ対応してほしい」
「こうやったら効率的になるのでは?」
など、良いアイデアがあればご指導をいただきたく思います。

また、私が未熟なために不十分な回答になってしまい、誠に申し訳ございませんでした。
明日から常任委員会、特別委員会が続きます。
引き続き新宿区政に取り組んでいきたいと思います。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社