デジタル憲法フォーラム終了。SEALDsを超えていく可能性

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

先日もご紹介させていただきましたが、本日はデジタル憲法フォーラムへ。

デジタル憲法フォーラム(デジ憲)

ゲストスピーカーは、石破茂衆議院議員、大村秀章愛知県知事、細野豪志衆議院議員と超豪華!

インターネット上で、360度映像配信も行われました。

365

20代当選議員の会でもおなじみの、一般社団法人ユースデモクラシー推進機構の仁木代表理事は挨拶の中で、
「専門的な知識があるわけでもなく、エリートではない若者たちが私擬憲法をつくっていた。」
とおっしゃられていました。

改憲や護憲の議論はよく行われますし、憲法に関連するデモが行われることもありますが、一般の方が参加することを考えると相当ハードルが高いと思います。

根本的な話として、改憲(≒自民党憲法改正草案)、護憲どちらにしても、今の若者にマッチしたものか、そもそも制定過程に若者が関与をしているのかなどを考えると別の選択肢も必要ではないかと思います。

デジタル時代に突入し、社会の状況が変化をすることは明らかです。
本日もブロックチェーンの専門家の方が登壇されていましたが、こうしたテクノロジーの登場により、中央集権的な政府の仕組み自体を見直そうとする取り組みもはじまっています。

また、憲法が日本語で書かれている必要もありませんし、仁木代表理事もおっしゃっていましたが、プログラミングで憲法が書かれている未来もおもしろいと思います。

こうした背景からも、改めて、改憲・護憲の議論ではなく、まっさらなところから今の社会にどのような憲法が必要かを議論する場は確かに必要です。

また、自治体の憲法である、自治基本条例もデジタル時代に対応できるよう変えていくことも検討できるでしょう。

若手地方議員こそ、自由民権運動を行なっていた若者の気持ちになって、政治に取り組まなければいけませんね。

憲法というテーマで会場がデジタルハリウッド、そして改憲・護憲をテーマにすることなく、たくさん若い世代の方を集客されたことは、異例ではないでしょうか。

もちろん、憲法に関する若者の活動の中では認知度の高いSEALDsのような取り組みも選択肢の一つだと思いますが、違う角度から新たな憲法の可能性を感じました。

デジタル憲法フォーラムの続編として、私擬憲法コンテストが行われるそうです。
ご興味のある方はぜひ応募いただければと思います。

それでは本日はこの辺で。