こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
都議選が近づいてきたこともあり、都政に挑戦される新人の方を中心に、選挙に関するご相談をいただくことが増えてきました。
私自身は特定の政党に所属しているわけではありませんが、音喜多都議など、今回の都議選で当選していただきたい方はいらっしゃいます。
さて、いざ活動を始めるとなっても、実際に何をして良いのかもわかりませんし、
「こんなイケてる活動を思いついた!」
と思っても、盛り上がるのは周囲だけで、肝心の支持が集まらなかったりもします。
まず、選挙に勝つためには、当選ライン分の顔見知りの支援者がいることが望ましいです。
私もたくさんの取り組みを行いましたが、なかなか票はいただけないものです。
知人以外の得票はゼロに近いものだと見積もるべきでしょう。
テレビに出演されるほどの有名人である音喜多都議も、天から票が降ってくることを頼りにせず、お一人お一人に向き合いながら活動されています。
「名簿」が政治家の命!北区のお知り合いの住所をご紹介ください(音喜多都議ブログ)
とはいえ、区議選では1000〜2000名の知人がいれば当選可能ですが、都議選ともなれば万単位の知人をつくることは今からでは厳しいものです。
そこで、基本的には政党支援者の力が必要となります。
私のところにも、無所属や当選の可能性が低い政党からの立候補についての相談もありますが、まずは現状の分析を行うことが大切です。
事前の世論調査などで支持率に応じた得票数が推測できますが、明らかに支持率の差があるものです。
支持率を見ればおおよそ得票数の予想ができますが、差がついている場合には選挙期間中に結果をひっくり返すことは極めて難しいことも、過去の選挙結果を見れば数字から理解ができると思います。
まともに選挙をやると一千万近くのお金がかかるため、世論調査の状況から高い確率で落選になりそうな場合は、立候補自体を見直すべきだとお伝えすることもありますが、当落ラインがギリギリだと出る場合は、半年分くらい音喜多都議のブログに目を通すことをオススメしています。
今でこそテレビに出るような音喜多都議ですが、
「勝算は、1億積んでも五分五分。」
と選挙の専門家に事実上の落選コースと診断されてからのスタートでした。
奇跡的に当選されたわけですが、様々なアプローチを行われていました。
2月には退職され、活動に専念されていたみたいです。
始発終電キャンペーンについてもたくさんの記事がありました。
議員になる以前から圧倒的なブログの質で驚きますが、それでも地道な活動に重点をおかれていました。
残り一ヶ月!Everyday始発「投票に行こう!」キャンペーン(音喜多都議ブログ)
政治活動にネットの活用が許されていようと、
そこから情報を得る人なんてほんの本当に一握り。
近道も、楽な抜け道もやっぱりありません。
最近ではバッシングも増えていますし、一般の方にも誤解されていることがありますが、私も尊敬する超努力家で、効果的な活動をされていました。
もちろん、駅に立ってお辞儀をするだけでは、効果が薄いと思いますし、実際の取り組みは多岐にわたります。
2013年当時の記事も含め、選挙の前にご一読いただければ、温度感は伝わると思います。
私が立候補させていただいた際に、音喜多都議にご指導をいただきながら活動しましたが、一票獲得することも本当に大変でしたし、辛すぎてもう二度とできないと思いました。
もちろん、本当に厳しいブラックな活動であり、体力に自信がある方でないと難しいと思います。
選挙が厳しいという現実は変わりませんし、資金か知恵を使って、代替手段を講じる必要はあります。
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なんとなく票が取れそうな気がするものですが、おおよそのことは数字で把握が可能で、勝算のある活動をされると良いでしょう。
とは言っても、今回はすべての候補者にとって厳しい選挙になることが予想され、全力を尽くすしかありません。
それでは本日はこの辺で。