国語教育を通じて、初見の文章を読んでアウトプットを生み出せるように!

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、文教子ども家庭委員会でした。
全国の小中学校で行われた学力調査の結果が出ました。
新宿区は、国語・算数(数学)で全国の平均を上回っていました。
また、根気強く回答できる子どもが増えたという結果も出ています。
これは、教育委員会や各小中学校が日々努力されているあらわれだと考えています。
東京都の平均からも基本的に上回っていましたが、中学校の国語のみ都平均74に対して新宿区が73とわずかに下回る結果となりました。

中学校で行われている国語の授業といえば、教科書が用意されており、一つの文書を細かく読み進めていくのが基本です。
作品に対して先生が解釈を板書等で示し、生徒はノートに記録します。
そして、テストでは授業で扱ったことを中心に出題されます。
問題文も事前にわかっていて、回答も授業で板書したノートを参考に作成することになります。

時間をかけて一つの作品をじっくり読み込むことは意義があることです。
一方で、学校外のテストで出題される問題は初見の文章であり大きく異なります。
文章を読んで、自分で回答を書く問題に対して正答率が伸び悩んでいるわけですが、学校のテストとは対策も異なります。

教育委員会と国語の授業について議論させていただく中で、
「初見の問題をテストで出題するという学校もある。」
というご答弁をいただきました。
初見で文章を読み自分の意見を文章にしたり発言する機会は、社会に出てから非常に多くなります。
単にテストの点数を伸ばすためだけではなく生きる力を身につけるためにも、全学校で初見の文章に対する理解が深まるよう、授業や試験を行っていただけるよう要望をさせていただきました。

子どもたちの教育環境をもっとよくできるよう、引き続き教育改革に取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社