戸田市の公教育が突き抜けた!落合陽一さんがグミ実験でアートとデザインの違いを伝える

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

The Urban Folksで、Edtech特集第5弾が公開されました。

戸田市の小学校でプログラミング教育や落合陽一氏の授業! | The Urban Folks

これまでの記事では、民間で生まれた教育イノベーションを中心にご紹介してきました。
今回は、公教育で先進的な取り組みをされている戸田市教育委員会(戸田東小学校)を視察をさせていただきました。
詳しくは記事をご覧いただければと思いますが、戸ヶ崎教育長をはじめとする、教育者の方々の熱意に驚かされました。
学習指導要領など、教育のあり方については様々な議論があります。
しかし、教育者の感性が古くなることこそが最も深刻な問題だと考えています。
公教育と民間の乖離が進むと、長い時間を過ごす学校の価値は相対的に低下することになります。

戸田市教育委員会では、教育長や教育委員会関係者が落合陽一さんの本をお読みになられていました。
落合さんの授業が始まる前に、AI時代の教育について活発な議論が行われていたことが印象的です。
また、戸田市教育委員会では2020年の小学校プログラミング必修化に先行した取り組みが行われています。
プログラミング教育については、何をすべきか様々な議論があると思います。
HTMLやJavaなど社会の実務で使われているプログラミング言語を具体的に明記された点は素晴らしいです。

落合陽一さんは、私自身もユースデモクラシー推進機構の議員研修や同世代での会合で何度か接点があり、そのたびに刺激をいただいていました。
子どもたちにはより大きな影響を与えるのではないかと期待をしていました。
とある若い世代で集まる会合でパネルディスカッションに登壇されていた落合さんが、
「Chainerは数秒でインストールできる。AIやってる人は必須だ。」
とお話をされていました。
Chainerとは、日本産の機械学習ライブラリです。
文系出身のエンジニアではない私は、ハードルが高いと勝手に思っていましたが、自宅ですぐにインストールできました。
さらに、その会合でグループディスカッションが行われましたが、たまたま落合陽一さんと同じグループになりました。
そこで「アートとAI」というテーマで議論をさせていただきました。
普段の仕事ではあまり意識しない領域ですが、価値の目利きをするためにも必要な素養だと感じました。
先ほどの記事にあるように、落合さんは小学校で、グミを使ってアートとデザインの違いについて説明をされていました。
本質的な議論を子どもたちとできる場は貴重です。

今回の授業は、戸田市教育委員会とNPO Piccsさんとのコラボで実現しました。

Piccs NPO(Facebook)

PICCSさんでは、落合陽一さんの授業の他に、太田雄貴フェンシング協会会長による授業とPICCSの伊藤潤一代表による金融に関する授業などを企画されています。
民間と連携することで、一流の大人による学びの場が実現しました。
Facebookページもぜひチェックをいただければと思います。

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Edtech特集は、全6回ということで次回で一区切り。
政策調査を目的とし、政治家の目線から注目しているテーマを視察させていただき、ご報告させていただく企画です。
教育関係者やご興味のある方は、過去の記事もぜひご一読いただければと思います。

そして、最終回では、私がEdtechに強い関心を持つきっかけになった世界初の人工知能搭載型教材を開発されたEdtech起業家の方の取材となりました。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社