2日間の特別支援学校での介護等体験。生徒とのコミュニケーションの方法は多様。

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日から特別支援学校で教員免許取得に必要な介護等体験がスタートしました。
体験期間が5日間の社会福祉施設とは異なり、2日間のみとなります。

特別支援学校は、障がい等をお持ちの方が通われている学校です。
学校でも、体調管理や医療的ケアが重要となります。
実際に胃ろうのお子さんもいらっしゃり、専門的なスキルが必要な現場だと感じました。

私は中学部に配属となりました。
最初に戸惑ったのは、こちらから話しかけても、ほとんど反応がなかったことです。
コミュニケーションが一方通行になってしまうため、不安を感じることもありましたが、会話の機会を増やすようにしました。
現場の先生からもアドバイスをいただき、問いかけると声で反応してくれる生徒、また指で「はい」「いいえ」を答えてくれる生徒など、コミュニケーションの方法を教えていただきました。

特別支援学校では一定の配慮がされていますが、中学校と同じ授業があります。
午前中は、紙ねんどで工作をしました。
給食は食べやすいよう加工され、フォークも握りやすくグリップを装着するなどの工夫がされています。
午後は、国語の授業で宮沢賢治の「注文の多い料理店」について学びました。
ICT機器を活用し、紙芝居と効果音をスクリーンに表示しました。
私も「男2」という役をいただき、感情を込めてセリフを読むことに。
クリームを「ぬる」「なめる」シーンがありますが、実際に生クリームを用いて、生徒たちも「なる」「なめる」の動作を体験しました。

私の妹は特別養護学校で教員をしています。
そして、新宿区立新宿養護学校にも視察させていただいたこともあり、特別支援学校自体は、身近な存在に感じている方だったと思います。
しかし、長い時間を学校で過ごし生徒と直接コミュニケーションをとることで、学べることが非常に多い初日となりました。
早くも明日が最終日ですが、主体的に学び、新宿区政にも活かしてまいります。
※携帯電話は預けているため、朝から17時ごろまでつながりません。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社