諮問ではなく政策提案中心の議会へ

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日から全国市町村国際文化研修所にきています。
新人のころは一人だったのでよくお世話になっておりましたが、5年ぶりとなりました。
無所属なので他自治体の方とはあまりつながりがありませんが、以前研修でご一緒させていただいたみなさまと久々にお会いして懐かしくなりました。

初日に政策に強い議会、脱炭素、明日は地方創生、自治体DXというテーマで研修が行われます。

まず、議会についての講義がありました。
議会は諮問的であり、閉鎖的であるというご説明がありましたが、新宿区議会はご指摘のような状況にあると感じています。
行政監視機能も大事ですが、監査委員との違いについて理解をすることが必要です。
議会ではルールを遵守していることをチェックをするだけでは意味がないということをご説明されていました。

政策形成機能も重要であり、自ら政策を作り条例についても議会で熟議を行い提案することも必要です。
議会で賛否はありますが、議会基本条例の制定と実践が必要だと考えています。
議会では賛否ありますが、議会改革委員会を通じて積極的に問題提起を行っていきたいです。

次に脱炭素についての講義がありました。
長野県についての事例がご紹介されていました。
必要なサービスの抑制ではなく、できる範囲の省エネや技術革新で豊かな社会を目指すことが求められています。

都市計画や住宅まで踏み込んでエネルギー利用の合理化を進めていくことになります。
住宅の情報を開示されることで、市場で環境に良い住宅ができる仕組みを作ることが大切だと考えています。
エネルギーについては、再エネへの転換まで20年程度はかかる見通しということでしたが、その間は何度も結論を出すことが難しい議論に直面することになりますが、それが議会の役割ということをお話されていました。

明日も研修があるので、たくさんのことを学んで新宿区で活かします。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社