恒例の山田太郎さんのコミケ演説へ。
コミケ演説は私も当選後は欠かしたことがなく、今回で三度目です。
「伊藤さん今回は山田さんのコミケ演説に参加されるんですか?」
と、いつもコミケ演説を見てくださっている方からTwitterでメッセージをいただきました。
私にとっても恒例の行事になってきたように感じています。
山田太郎さんは、漫画、アニメ、ゲームなどに関する表現問題に取り組まれてきました。
票にならないと言われてきた分野ではありますが、参院選全国比例で異例の29万票を獲得したことでも話題になりました。
選挙期間中はSNS上では、
「両親にも山田太郎さんのことを伝えました!」
「まわりの友達にも片っ端から声をかけました!」
など、これまでの政治には見られなかった、アニメや漫画の画像をアイコンにしているような人たちの間で、山田太郎さんの名前が大拡散していました。
ひょっとしたら若者の投票率向上に貢献していたのかもしれませんね。
落選後も自腹で街宣車を調達し、コミケ演説などの政治活動を続けられています。
これは、なかなかできることではありません。
若い世代を中心にコンテンツを楽しむ人たちがいる一方で、実際にルールを決める政治家の中では、現場を知りもしないのにネガティブな印象だけを持ち規制をしようとする動きが起きています。
私たちコンテンツを楽しむ者にとって、表現規制問題に光を当てた政治家としての山田太郎さんの功績は非常に大きなものでした。
改めて整理!児童ポルノ禁止法の概要と問題点【第53回山田太郎ボイス】
私も山田太郎さんから元気会時代にご指導をいただいた一人として、今後ともこの問題に関して活動を継続していきます。
また、コミケ会場には別の政治関係者もいました。
20代当選議員の会でご一緒させていただいてる大田区のオタク議員こと、おぎの稔さんです。
おぎのさんは、漫画を通じた活動をレポートを発行するという、本当に素晴らしい活動をされています。
また次回も出店されることになれば、私もお手伝いさせていただきます。
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政治家の仕事は規制をすることでもありますが、漫画、ゲーム、アニメなどに関しても規制しようという動きがあります。
確かに性的・暴力的な行為が行われた様子を映像として撮影し、公開することは問題があると思います。
しかし、二次元の場合は実際に被害者がいるわけではありません。
また、そうしたコンテンツに触発され犯罪に手を染めるということも、行き過ぎた考えではないかと思います。
コミケの現場で感じるのは、多くの方がルールを守って楽しんでいるということです。
政治家に必要なことは、漫画、アニメ、ゲームなどのカルチャーを規制する対象としてみるのではなく、若い世代を中心に人々の活力になるビジネスだとポジティブに捉え、まちづくりに活かすことを考えるべきです。
新宿区では漫画やアニメのイベントは民間で日々自発的に行われています。
また、場合によっては区役所や警察、地域の方と協力し、歌舞伎町でアニソンイベントを開催することもあります。
歌舞伎町へ帰ってきたRe:animation 9(リアニ9)が最高だった!
私も勉強のため(?)引き続きコミケ会場に足を運ぶので、ぜひ次回も国際展示場でお会いしましょう。
それでは本日はこの辺で。