一人ひとりの自立した意思で、ただ街が変わっていくだけ

本日は柏木地区協議会のまちづくり分科会を傍聴させていただきました。
柏木地区とは、新宿区北新宿と西新宿(6、7、8丁目)のエリアを指します。

私は落合第二地区に住んでいるため、外部の者として出席させていだきました。
受け入れていただけないのではないかと心配していましたが、新宿区自治基本条例検証会議の委員としてご一緒させていただいた方もいらっしゃいました。
その方からお声がけをいただき、久しぶりに意見交換をさせていただきました。

本日の出席者は、分科会委員(地域住民)が9名、柏木特別出張所から3名、全12名でした。
会議は区議会の委員会と同じような形式で、活発な議論が展開されていました。

議題は、オープンカフェ、スポーツ大会、スタンプラリーなど様々な地域のイベントについて、これまでの反省や今後についてです。

カフェのイベントに関して議論をしている際に、
「若いお母さんや赤ちゃんがいたイベントが、デイサービスみたいになっちゃったねと言われることもあった。」
というご意見が出たことは印象的でした。
このように現状について真剣な議論が行われていることは、大変素晴らしいことだと思います。

例えば、本日議論されていたような若い方や子どもを対象としたイベントであれば、若い世代にも興味がある人はたくさんいます。
そもそも若い委員も少ないとその層のニーズを捉えることも困難なため、まちづくりに関心のあるNPOや学生などを含めて新しい人を巻き込む必要性を感じました。

そんなこと誰がやるんだという話になりますが、私の力とみなさまの力でなんとかすることができます。
例えば、ちょっとしたアクションだけでも変えられることはたくさんあります。

今回はシニアの方にお招きをいただき、新しい場所へ足を運ぶことになりましたが、こうした一歩からまちづくりの関係性ができることもあるでしょう。

また、大変おもしろい活動をされている若い女性の方が、私のブログをお読みいただき(もちろんそれだけではないと思いますが)、今年度からとある委員会の公募区民委員になりました。
実はその他にも、区政に関心を持っているので委員に応募してみたいというご相談も、ブログ経由で数名からいただいておりました。
しかし、最終的には仕事があって時間の調整ができないということで、断念することになってしまったのです。

これまでも繰り返して提言を続けていますが、今の行政の姿勢では、若い世代の区政参加は難しいです。
ただ、このように若い世代の新しい方が委員に加わる事例ができたり、委員になりたいけどなれなかった人が明らかになることで、より強力に提言することにもつながります。

まちづくりには正解は存在しませんし、それこそ行政が決めるものではありません。
ただ一人ひとりの自立した意思で、まちを変えていくのみです。

今後も地域住民の活動現場に足を運び、私も区民の一人としてともに議論を続けてまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社