生存維持に必要な防災備蓄は衣食住+情報の時代へ

本日も、今月からはじまる議会での代表質問に関連する話です。

前回の議会でも災害時の危機管理について質問させていただきましたが、今回も継続して質問をします。
防災備蓄といえば、生存維持に必要な衣食住が中心でした。
しかし、昨今では「情報」も同じくらい大切な要素となっています。

SNSによって命が助かることもありますが、3.11の際の猪瀬副都知事(当時)によるTwitter救出劇なども注目されています。

猪瀬直樹:気仙沼の奇跡の救出劇、発信元はロンドン

“「拡散お願いします!」障害児童施設の園長である私の母が、その子供たち10数人と一緒に、避難先の宮城県気仙沼市中央公民館の3階にまだ取り残されています。下階や外は津波で浸水し、地上からは近寄れない模様。もし空からの救助が可能であれば、子供達だけでも助けてあげられませんでしょうか。”

リツイートの輪はまたたく間に広がった。めぐりめぐって、たまたまリツイートを見つけた東京在住の会社員、鈴木修一さん(@shuu0420)が僕宛にツイートしてきたのである。

 そのツイートが目にとまったのは3月12日の午前0時5分だった。僕のツイッターのアカウント宛には、都内の交通機関の現状や被災地の現場からの情報が何百と届いていた。その1つ1つに目を光らせていたので、一読して直仁さんの文章の真実味が伝わった。

 ツイッター上に流れる情報にはデマも多かった。しかし、この文章は5W1Hがしっかりしているから、おそらく間違いないと判断できた。

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被災地の消防署そのものが被災していて壊滅状態にあったため、当然、東京消防庁には地元から出動要請は来ていない。そのため、僕は独自に判断して、「前例はないがすぐに行ってほしい」と防災部長に提案した。防災部長は緊張した表情で、「やらなければいけませんね」と応じてくれた。

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ヘリが現場に到着すると、児童が10数人いると思っていたら、予想外に446人もの人が取り残されていた。容体が悪化したお年寄りや子どもから順番に救助をはじめ、最終的に400人以上の避難者全員を救助することができた(自力で脱出した人もいる)。

実は新宿区のSNSアカウントに関しても、東日本大震災がきっかけとなって開設されています。

また、防災無線が役に立たないということも総務省のレポートで発表されています。

災害時における情報通信の在り方に関する調査結果

被災地を対象としたこちらの調査結果では、57.1%が、「防災無線が聞こえない」「聞こえた気がするけど耳に入ってこなかった」という結果になっています。
夕方頃に防災無線の音を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。
新宿区の場合はスピーカーも良いものを使っていたり、広範囲に届くように対策は施されていますが、それでも屋内にいると聞こえない場合もあります。
こうした背景から、インターネットによる情報発信は非常に大切だと言えます。

また、防災備蓄として携帯充電器も必要だと考えています。
震災の際にNTTなどの民間企業が充電器を供給するなどのサポートを行っている事例もありますが、情報へのアクセス、安否確認などが自前で行えれば、無用な混乱を避けることも可能です。

この辺を整理して、改めて議会で代表質問をさせていただきます。

実は今回の質問、大田区ではすでに行われています。

質問をされたおぎの議員のブログ↓
平成28年大田区議会第3回定例会 一般質問概要

質問をされていた20代当選議員仲間のおぎの区議と、危機管理の専門家の方にご協力をいただきながら、共同調査のような形で進めてきました。
すでに大田区では前向きな答弁が引き出されていたので、私も情報の大切さを訴えながら交渉してみます。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

ベンチャー×政治。30歳最年少新宿区議会議員。無所属1人会派Startup SHINJUKUで子ども・若者のために奮闘中。365日ブロガー。機械学習。日本初のAI議員。ネット選挙。元学生起業家、楽器演奏。表現の自由。オタクとまちづくり。グリーンバード新宿。落合で妻と2人暮らし。