【政策】人気アイドルに負けられない!投票率の向上を「あえて」最重要政策として掲げた理由

本日も政策のお話です!
単になんでも同列にやります!と政策を羅列するのではなく、
政策に優先順位をつけて発表していこうと思っています。

早速ですが、本日は最重要政策を発表します。
ずばり
「新宿区政が人気アイドル並に注目・信頼が集まるように教育・啓発活動を実施」

これが考え抜いた上で私の出した結論でした。

良い年こいて意識の高い学生みたいなことぬかしてんじゃねえよ!
投票率の向上を政策に掲げるなんて政治の世界をなめてんのか!

そんなご指摘もあるとは思いますが、
なぜこの政策が最も重要なのか説明します。

私はこれまで若者の有志と共に、
選挙レポート(候補者へのインタビュー)や啓発活動を行ってきました。
そこでの体験がそのまま政策になっているのです。

senkyo_banner

senkyo_banner2
若者の政治離れなども話題になりますが、
投票率の低さは日本が抱える大きな問題の一つ。
しかしその活動を通して何よりも危機感を覚えたのが、
投票率が下がり続けているにも関わらず、
歯止めをかけようともしていない行政の対応です。

11%
この数字がなんだかわかりますか?
2014年11月に行われた新宿区長選挙の20代の投票率です。

70代の投票率と比べると1/4ほど。
私は、20代の若者として、若者、特定の団体とのしがらみのない一般の方の投票率を向上を実現したいと考えています。

ここで一つ、断言します。
選挙の投票率が上がらなければ今の日本の根本的な問題は解消しません!

投票率が低いという状況では、
一般の票はほとんど意味をなさず、いわゆる組織票が強力な力を持つことになります。
特定の企業、労働組合、宗教団体などと繋がりのある政治家が有利になることを意味します。

しがらみがあること自体が悪いというわけではなく、
強い支持を受けることは堅実な政治活動をする上で不可欠だと思います。

しかし、明らかにバランスが偏り組織票が中心にならなければ物事が決まっていかないような状況というのは
変化に対応ができない政治を生み出すことになってしまいます。

仮にカリスマ的な政治家が誕生し、政策をバンバン実行したとしても、
長期的にうまくいくことは考えにくいと思います。

未来にバトンをつなげる区政を実現するためには、
区政参加の環境を整えていき、
区民が主役になって日々動かしていくことなくして不可能です。

特に若い世代は今の社会と政治家が言っていることのギャップを感じたことはありませんか?
その原因には政治が新しく生まれ変わらないことに原因があるのです。

これから18歳でも投票ができる社会になっていくことになりますが、
何も対策をしないということではほとんど効果がないことは明白です。

確かに身を切る行財政改革など、
未来のためにも非常に重要なことではあると思います。

長期的に健全な区政運営をするためには、
しっかりと新宿区の政策として「投票率の向上」を掲げていくことが重要なのです。

政策集を見ても、
なぜか「投票率の向上」というのは政策として掲げられることがありませんでした。
だからこそ、今回しっかりと掲げることで、
私がこれまで行ってきたインターネットを使った啓発効果など
若い観点でしっかりと還元していければと思っています。

「若い人は政治に関心がないからけしからん」
そんなご意見をお持ちの政治家もいらっしゃいます。
しかし投票率が下がり続けている今の状況は、
対策をほとんど講じていない行政側にも大きな責任があると考えています。

若者がみんな本当に政治に関心が無いかというと
そんなことはありません。

年金がもらえるか不安だなあ
生活保護は現物支給が良いんじゃないか?
経済的にも結婚することはもちろん子どもなんてムリ、ムリ!

投票に足を運ばない若者でもこのような不安を抱えていたり、自身の意見を持っているものだと思います。
単に若者は政治に関心が無いとひとくくりにするのではなく、
しっかり若者の将来不安や意見に耳を傾けることが必要ではないでしょうか。

もちろん、若者の方から政治に近づいていくことも重要です。
しかし、
若者は投票に行かない⇒政治家にとって票に繋がらない
若者に向けた政策やメッセージは後回し
そんな流れができてるのも事実です。

若い世代が抱えている将来不安というものは、
今後の日本が直面する課題に他ならないのです。

私は自分が20代の立場にあるからこそ、
若者の政治に対する無関心・信頼を全力で回復していくことができると確信しており、
引き続きその実現に向けて活動を続けていきたいと思っています。

新宿区政が人気アイドル並に注目・信頼が集まるように教育・啓発活動に取り組んでいくことを提案します!

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社