【政策】ヒントはグリーンバードにあり!まちづくり×教育=コミュニティ・スクールの促進

私が事務局をしているグリーンバード新宿(新宿区内で活動する清掃ボランティア)からヒントを得た、
実現可能性が非常に高い政策についてお話をさせていただきます。

今回ご提案したい政策は、
新宿区内全校のコミニュ二ティ・スクール化を推進
していくこと
です。

コミュニティ・スクール一体どのような仕組みなのでしょうか?

コミュニティ・スクールは、学校と保護者や地域の皆さんがともに知恵を出し合い、学校運営に意見を反映させることで、一緒に協働しながら子どもたちの豊かな成長を支え「地域とともにある学校づくり」を進める仕組みです。

文部科学省ホームページより

 

新宿区自治基本条例検証会議委員をしている時にお伺いした、
地域恊働学校というものが新宿区内ではコミュニティスクールに該当します。
参考:地域協同学校(新宿区ホームページより)

いやいや、もう取り組んでるよ!
という話だと思いますが、
全校コミュニティ・スクール化を早期に推進していくことが重要だと思っています。

グリーンバード新宿で活動して行く中で、
新宿区内の様々な世代・立場の方とお話させていただく機会があります。

「高齢化が進んでお祭りが開催できない。若い人にも手伝ってもらいたい」
そんなお話を、いくつもいただいていました。
若い力が不足している故に、大切な地域のコミュニティが途絶える寸前。

実際に、グリーンバード新宿には若者をはじめ様々な世代の方が集まっており、
こういった地域のお祭りやイベントのお手伝いもさせて頂いています。
そこで、地域の高齢者の方と若者が交流することで、
大切な地域コミュニティが保たれ、世代間交流により刺激的で学び多い空間ができています。

こういったグリーンバードなどのNPOやボランティア団体に、
コミュニティ・スクール促進のヒントがあると思っています。

先ほど、「高齢化でお祭りが開催できない」という声があるとお話しましたが、
学校には学生さんをはじめ、若い力がたくさんあります。
その力を社会に広く活用していくために、
学校を社会に対してオープンにしていくことで、
子どもや若者の区政参加の機会を生み出して行くのです。

子どもたちは教室の中で答えがある問題をひたすら解くだけでは成長に限界があります。
正解が一つではない体験を社会でたくさんすることで
子どもたちにとっても社会と通じ原体験ができるのです。
皆様にも経験ないでしょうか。
学校の先生や家族以外の大人や
自分が住む地域以外の人と交流をしたこと。
例えば、隣町の小学校の先生に行くだけでも、
子どもにとっては未知の世界。
とても刺激的ですよね。
学校以外に、色んな世界があって、様々な人がいる。
社会と通じることで、体験することができます。
このように、学校を解放して若い力を活用することで
行政が業者に委託していた事業もカバーすることができるでしょう。
グリーンバード新宿をはじめとした多くのNPOやボランティア団体と
提携をすることも可能です。

また最大のメリットとして
結果として若い力を活用することで地域にとっても活性化につながる
ことは間違いありません。

新宿区自治基本条例においても、
子どもの権利が認められております。
しかし、まだまだ区政参加をしているというような状況ではありません。
参考:う○ちの絵もOK!?しんかいばし児童遊園で子ども参加型「公園からのまちづくり」

実際にコミュニティ・スクールに取り組んでいる事例の一つに
福岡県にある春日西中学校があります。
様々な課題を抱えている学校から、
地域で最も評判の良い学校に生まれ変わったのです。

新宿区も若い力で、まちづくり×教育の場を実現できると思います。

コミュニティ・スクールで地域を活性化することを提案します!

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社