高校生が議場で区政の質問。答弁も原稿作成で本気の議論

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、高校生インターンシップの2日目でした。

本当は、外でのフィールドワークを多めに実施したいと考えていましたが、雨の予報だったので断念して午前中のみ外に出ました。

午前中は西新宿に移動して、新宿中央公園、角筈特別出張所・地域センター・図書館、東京都庁・都議会を見学し、お昼は都庁の食堂でいただきました。

午後は、予算書・決算書、過去の議会質問・答弁等を読んでもらいました。

そして、2人1チームになり、質問と答弁の原稿を作成しました。
特に答弁の作成は初めて挑戦しました。
こちらの原稿作成の時間を多く割いて、質問以上に気合いを入れて答弁調整をしながら作ってもらいました。
私も良いご答弁をいただけることばかりではありませんが、行政の事情を考慮しながら簡単には賛同せず、議論が深まるよう作成してもらうようにアドバイスをしました。
一度自力で作成した答弁を発表してもらい、その後は私からもアドバイスをさせていただき、職員の方にも区の正確な方針を確認しながら、ブラッシュアップを行いました。

最後は、議場で議長、区長・教育長、そして議員役にわかれて、本番と同じ形式で質問を行いました。

最初に議員が挙手をして
「議長、○○(名前)。」
と名前を名乗り、その後に議長が
「○○議員。」
と発言を許可し、質問原稿を読みはじめます。

質問が終わると区長、教育長から、
「議長、区長。」
または、
「議長、教育長。」
と発言があり、答弁がはじまります。

質問のテーマは、オリパラ、自転車走行空間、外国人へのWiFi周知、帰宅困難者への情報伝達、給食の自校方式、3Rの啓発など様々なテーマで各議論も聞きごたえがありました。

高校生は、議会や行政にほとんど関わる機会がないため、地方議員や基礎自治体の仕事についてほとんど知らない様子でした。

しかし、18歳になれば選挙で投票をする立場になるため、主権者教育やインターンシップの機会に現場を知っていただくことが大切だと考えています。

引き続き、議会改革を進め、高校生にも開かれた議会にいたします。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社