学校特化SNSや特別支援電子教科書など!教育ITソリューションEXPOやってます

本日は、東京ビッグサイトで行われていた教育ITソリューションEXPOへ。

第7回 教育ITソリューションEXPO 日本最大!学校向けIT専門展 – 教育ITソリューションEXPO | リードエグジビションジャパン

教育ITソリューションEXPOとは、全国各地から学校・教育関係者が来場する、教育分野 日本最大の専門展です。会場は、課題解決に向けた相談が活発に行われ、熱気に包まれます。ICT導入・検討のために、ぜひご来場ください。

電子教科書、電子黒板、eラーニング、プログラミング教育など、様々な企業が出展していました。

私が特に興味を持ったコンテンツをご紹介します。

まずは、学校特化型のSNS「Classting」です。

Classting

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保護者への連絡や資料の配布がオンライン上で行えます。
すでに公立の小・中学校でも導入実績があるとのことです。

次は、読むことが困難な子どもを対象とした電子教科書です。

プレクストーク » いーリーダー

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こちらの教科書はボタン一つでルビをつけることができます。
また、音読機能が備わっていてスピードが調整できたり、音読をしている位置に色がつきます。
他にも背景の色や、文字の大きさも、子どもが認識しやすいものに設定することもできます。

いーリーダーを活用すれば、わざわざーダーメイドで教科書をつくることもなく、特別な支援が必要な子どもに瞬時に最適な学習環境をつくることができます。

これまでのように紙の教科書を用いた一斉教授では、どうしても画一的な詰め込み教育になってしまうという批判もありました。
テクノロジーを活用することは、障がいのあるなしに関わらず、自由や多様性を認めることにもつながっていきます。

文教子ども家庭委員になってから、地域の学校へ訪問させていただきますが、私が小学生の頃からほとんど変わっていません。
おそらく私の親世代から見ても「コンピュータ室」くらいの変化しか感じないと思います。

一方で今の子どもたちは、生まれた時からデジタル機器に囲まれ、携帯ゲーム機でさえもネットワークに繋がっているようなバリバリのデジタルネイティブ世代です。

とある教育者の方もおっしゃっていましたが、学校に対して「ランドセルを背負ってタイムスリップをしに行く場所」くらいのギャップを感じている子どもたちもいるでしょう。

自由や多様性という哲学が背景にあるICTを、もっともっと導入していくことで、必ず教育は変わっていくでしょう。

財政的な面から見ても、ICTを導入することで、コストも下がり、子どもの環境も改善するようなケースはたくさんあります。

教育を効率化した上で、単体で暗記しても社会では役に立たない教科学習ではなく、主権者教育や起業家教育など実社会を想定した体験による学びのウエイトを増やしていくべきでしょう。

しかし、教育に携わる大人がそれらの技術を理解していなければ話は始まりませんので、今後も積極的に実機に触れ、提言をしていきます。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社