3Dプリンタ卵巣でマウスが妊娠・出産。「3D」を甘くみてはいけない

本日は、定期的に書いている3D関連の記事を。

3Dプリンタといえば、
「写真撮って、データからフィギュアをつくったりする機械でしょ?」
くらいの認識の方もたくさんいらっしゃるのでは。

今注目されている3Dプリンタ関連の記事はこちら↓
3Dプリンター製の卵巣で妊娠・出産、米でマウス実験成功

特定の原因による不妊は今後、治療可能になるかもしれない。3Dプリンターで作成した「人工卵巣」で妊娠・出産、授乳が可能なことが、実験用マウスで確認された。

2014年ごろから、殺傷能力のある銃が家庭用3Dプリンタで出力できたり、複製不可能だとされている鍵を学生が3D出力に成功したり、バイオ領域だと血管が作れるというニュースが話題になっていました。

その後は、日本では競争力を発揮することができなかったこともあり、国内で3Dプリンタの話題は残念ながら期待ほどの盛り上がりはなかった印象です。
ただ、当面の間凄まじいスピードで技術革新が起きる分野であることに変わりはありません。

例えば、宇宙での3D出力に挑戦したり、これからはロケットのパーツも3Dプリントされたものになります。
3Dプリンター製ロケットパーツがいよいよ実用段階へ(さらにその先へ)

3Dプリンタ、3Dスキャナ、VR、ARなどは、まだまだこれから注目必至の分野です。

成長分野の記事を見ていると、政治家としても油断できないなと思います。
それは、政治家は、行政のチェックをすることだけではなく、未来のビジョンをつくるための提言をすることが求められているからです。

3D技術や現在私も取り組みを始めた人工知能の発展により、社会が大きく変わる可能性が出てきました。
既存の産業を保護するために、UberやAirbnbのように規制をすることを政治的な決断として迫られる場面も出てくるでしょう。
そうなれば、国、地方に関係なく政治家は理解が必要になります。

こうした最新のテクノロジーを空気のように吸える状況を作っておかいと、未来のことを考えようとは思えなくなります。
こらからの未来を作る大きな要素の1つは、やはりテクノロジーです。
その実態を知ろうともしないのに、とにかく規制をしようとする政治家が多いことには残念です。

議員としての活動は、若者らしい感性が鈍りやすい環境でもありますが、積極的にテクノロジーの現場へ足を運んでいきたいと思います。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社