この夏、ブロガー議員が誕生して欲しい!新人の情報発信力に期待大

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

東京都議会議員選挙が迫り、活動も活発になってきました。

ブロガー議員こと音喜多都議が、めでたく(!?)都議団の幹事長というポジションに就任されたわけですが、面倒見が良い方ということもあり、都政に挑戦される新人のサポートをされています。

その流れで私も新人の方とお会いする機会も増えてきましたが、古い議員とは異なりネットに強く、SNSも日常的に使いこなし、発信力も抜群な方で溢れているという印象です。

お忙しいかもしれませんが、党派を問わず新人の方には、「ブログ」にも挑戦していただきたいと思います。
そして、できれば業者に丸投げではなく、自分の手で365日更新が望ましいと考えています。

政治家は、思いつきで話をするわけではありません。
職員に仕事を丸投げしない限りは、その裏側でかなりの量の資料を作成したり、文章を書くことが必要です。
そのため、一定の分量で文章を書くことは大変重要なことで、日常的に訓練が必要です。

また、政治家がどんな仕事をしているのかわからない、何を考えているかわからない状態を解消することも必要だと考えますが、しっかりと意見を発信する場が求められています。
支援者サイドは各議員が何を考えているのか知る機会も少なく、反対に政治家サイドも何となく雰囲気で応援をお願いすることになりがちです。

そこで、一つの手段として、低コストで始められるブログが有効だと考えています。
その気になれば誰でもできる簡単なことですが、ブログといえども自然に書けるわけでなく、それなりにインプットとアウトプットの時間が必要です。

私が意識している具体的なインプットとしては、日常的に新宿区で行われている議論、イベントの情報をチェックしたり、外に出て調査を行うことです。

また、日々の業務に追われることになると、
「今日は疲れたからもういいや…」
となりがちですが、アウトプットの時間を必ず確保する努力が必要です。

執筆時間の捻出については、移動中など少しでも時間があればスマホを取り出して記事を書いています。
イベントや勉強会などでメモを取る際にも、そのままブログに反映させるように意識していますが、行政よりも先に情報発信を行なっています。
会合があっても、プライベートで遊んでいても、
「ブログ書くので先に帰ります!」
と優先して対応することもあります。

ネタを考えるのも大変だし、当選後は3日に1回くらい更新しておけば良いかなと軽く考えていましたが、そうなると更新頻度はドンドン下がっていきます。

更新頻度が下がったことが音喜多都議にバレてしまい、毎日書くようにご指導をいただくことに。

私の場合は日付をまたがないで、可能な限り23時までには更新するように注意しながら、365日何があっても絶対に欠かすことなく更新できるようになりました。

また、聞くツールとして、ブログをSNSと組み合わせると有効です。
議会で議論を行なうテーマについては、ブログで事前にお伝えし、SNSでご意見をお伺いさせていただいております。
一般的な広報物のように、たまに雑談系の記事を入れると、区民の方とお会いした際の話のネタになり、より身近に感じていただけるのではと思っています。

「ネットにリソースを投じても、政治家のブログなんて誰も読まないから無駄だ。」
とお考えの方もいらっしゃると思います。
その可能性は実際に行動した人にしか伝わりにくいですが、インターネットの力はすごいことになっていて、選挙でも当落にインパクトを与えるようになってきました。

都政に関するブログは音喜多都議がほぼ一人勝ち状態ですが、プレイヤーが少なすぎるため、ブロガー議員として新規参入し活躍できることは間違いありません。

新人の方は、政治以外に専門的な知識をお持ちだったり、あるいは日々の暮らしを通じてこれまでの政治家とは異なる提言をお持ちの方です。
議会改革が注目されていますが、実は条例を制定するなど強制されるまでもなく、自らが動けば今すぐに改善できることもあります。
新人の方は、質問力向上や、透明性の高い議会活動を行うためにも、ぜひブログに挑戦してみてください。

現職が今から始めるのもありです。
新宿区政ですが、新人に負けないよう現職の私も頑張らないと!

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社