ほぼ音読だから居眠りも仕方ない?儀式的な議会はやっぱりおかしい

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日から第一回定例会が始まりました。
他会派の代表質問でしたが、興味深い議論が行われていました。

明日は、私も代表質問をさせていただきます。
出番はおそらく11時15分以降になります。
持ち時間がお昼休憩を挟んでしまいそうです。

ネットでも中継されるので、ご興味のある方はご覧ください。

新宿区議会 議会中継

これまでブログでもお伝えしてきた、以下のテーマについて議論をさせていただきます。

  • 子育てについて(保育園やベビーシッターとPTA)
  • 公民連携について(ひとり親支援やソーシャルベンチャー)
  • 性的マイノリティについて(「性別」という言葉に関して区の認識と社会的養護)
  • 若者の区政参加(若者会議と区長選挙)

議会関連でよく話題になるのが、居眠りです。
たまに他の議員が眠っているのではないかと、写真をお送りいただくこともあります。
もしかすると、目をつぶっている時にたまたま写真を撮られてしまった可能性もあります。
例えば、1分以上目をつぶって顔が下を向いている状況であれば眠っている可能性も高いですが、それは動画でしか確認をすることはできません。
他の議員の状況については確認しておりませんし居眠りは存在しないと考えています。
私は当然ですが居眠りをしたことはありません。
前日には遅い時間まで予定を詰め込みすぎず、十分な睡眠時間をとるよう気をつけています。

他の議会についてですが、
「税金で会議を開いているのに眠っているのはとんでもない。」
とのご意見も伺ったことがあります。
しかし、音読が中心の会議を朝から夕方までぶっ通しで行うことが、快適な環境だと考える方は少数ではないでしょうか。
本日も傍聴の方の中に、明らかに眠っている方がいらっしゃいました。
つまり、政治家が特別眠くなるのではなく、誰にとってもある意味で厳しい環境下に置かれていると考えることができます。

税金で会議を開いているのに眠っていることは、問題かもしれません。
しかし、根性論で眠っていることを責めても問題は解決しません。
むしろ、非効率な会議を放置して脱却しなかったことに向き合う必要があります。
音読中心の会議は、行政や議会で日常的に行われていることで、本会議に限ったことではありません。
音読であっても、誰もが参加できる公開された会議を行なうことで、一定の効果はあります。
しかし、文書質問のような仕組みを導入して、書面やインターネットで完結させる方が効率的です。

文書質問を導入した上で、生産的な会議を充実させることが大切です。
実際に委員会のようなアドリブで会議をする場であれば、眠る暇もなく、新宿区議会では活発な議論が行われています。

明日の代表質問は頑張りながらも、議会の問題については引き続き議論を深めてまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社