こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日は、自治・議会・行財政改革等特別委員会でした。
議題は、新宿区自治基本条例に関する区民検証会議です。
私は新宿区議会議員になる以前、自治基本条例検証会議の委員を務めておりました。
自治基本条例は、4年に1度検証が行われることが決まっています。
当時は、およそ9ヶ月かけて検証が行われました。
検証会議は区議会の委員会と同じような形式でした。
案件についてのご説明を職員の方からいただき、質疑を行います。
しかし、期間も長く現役世代にとっては大きな負担です。
20代の委員は私しかいませんでしたし、町会等の団体推薦の委員が多く、新宿区政に関心が高い方に偏っていたことも問題だと感じていました。
今回は、無作為抽出により50名、さらに公募でも10名が選ばれ、2日間かけて討議会を行います。
従来よりも期間を短くしたことや、対象を拡大したことは大きな改善だと考えています。
私が委員をさせていただいていた時から、住民投票や地域自治というテーマについて積み残した課題があります。
例えば、住民投票は外国人参政権に関わることです。
賛否あるため慎重な議論が必要という考えがあり、先送りにされてきました。
私が委員をしていた頃から4年程経過していますが、進展はありませんでした。
まずは合意できる範囲でものごとを進めることも必要です。
例えば、議論が難しい外国人を対象から外し、住民投票条例を制定することなど、少しでも前に進めることが大切です。
この4年間、大きな動きがありませんでした。
期日を決めなければ、また4年後にも何一つ変わっていないということになりかねません。
同時に、私たちは議会においても、住民投票や地域自治について議論を深める必要があります。
住民投票が対象とする案件や外国人参政権についての考え方もあるため、意見が割れることは間違いありませんが、まずは機会を設けられるよう動いてまいります。
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検証会議で委員をさせていただいていたことは、貴重な経験となりました。
委員の仕事がなければ、財政や各種政策に関して職員の方と議論することもありませんでした。
今回はより多くの方がご参加いただけるようなので、自治基本条例や新宿区政について関心をお持ちいただくきっかけになればと考えています。
引き続き区議会から自治を推進できるよう、活動に取り組んでまいります。
それでは本日はこの辺で。