条例の可決後なので、ゲーム規制に関して進捗を質問します

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

第二回定例会では、ゲームについて質問します。

予算特別委員会では「香川県ネット・ゲーム依存症対策条例」取り上げました

あれから、ゲームに関してはさまざまな動きがありました。
ゲーム障害を疾病認定したばかりのWHOが、新型コロナウイルス感染症の流行により、ゲームを推奨することになりました。
さらに、イタリアの市長が
「家でプレイステーションをしてろ!」
という言葉でお説教をしたことが大きな話題となりました。

WHOによるゲーム障害の定義とは、「12カ月以上ゲームにより社会生活に支障が出てしまう状態」です。
これは、単にゲームが好きという状態ではありません。
健康のためと推奨されているスポーツでさえ、過度に取り組めばスポーツ障害になることもあります。

新宿区のような民主的な議会では考えられないことですが、パブリックコメントの内容は可決するまで非公開でした。
賛成が8割だと言われていましたが、大半が同じ書式や内容であり、コピペだったのではないかと問題視されています。
さらに、香川県に対して「基本的人権を侵害する」などとして訴訟が提起をされることになりました。
これらの影響を受けて、同様の趣旨でネット・ゲーム依存症対策条例の準備に取り掛かっていた秋田県大館市では、一時中止になりました。

新宿区として条例を制定しない場合でも無関係ではありません。
事業者の役割が明記され、表現の自由などを規制する内容になっています。
県民のネット・ゲーム依存症対策に協力、また表現に関する自主規制を求める内容となっています。
自治の原則である属地主義にも反します。
新宿区には有名なゲーム会社がありますが、地域の産業を守る立場から反対をすべきだと考えています。

予算特別委員会で区内事業者に与える影響について質疑をしました。
その時に産業振興課長から、
「この条例が成立していくとともに確認をしていきたい。」
とご答弁をいただいたので、進捗を確認します。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社