7/21坂町→四谷坂町へ。地名や番地はこうして変わる

選挙前に新宿区をもっと好きになって、区政に参加をしていただくために、
新宿ブランドを確立しようという内容の政策を書かせていだきました。

その具体的取り組みの一つとして、
「昔の地名を保存する」ということを政策として提案しています。
【政策】失われた美しき地名。新宿西口駅の前〜♪はかつてはヨドバシ(淀橋)だった

7月21日に新宿区にある「坂町」が「四谷坂町」という名前に変更されることになりました。

実は、新宿区の地名が一つ変わってしまうのです!

先ほどの記事にも書いていましたが、
かつて私も市町村合併で住んでいた市の名前が消えたことがありました。
実際にそこに住む地元の方からすると、
昔から続いている地名は大切なアイデンティティだと考えています。
今回の「坂町」の名前変更に関して気になって調べてみましたが、
地域の方が住居表示について議論をする審議会があり、
そこで決定をされたとのことでした。

住居表示の変更を検討する際に、
数字の箇所(番地や号)が変更のきっかけになっていることが多いです。

今回の坂町に関しても、
以前の表示形態であれば土地の番号(番地)で管理をしていたため、
町名の後に数字が1つだけ入ることになります。

例)伊藤町123

しかしこの表示方法では、
複数の建物が同じ住所に入ってしまうという問題が発生してしまいます。

災害が起きたときも安全だとは言えないですし、
郵便等あらゆるオペレーション上の問題を解消するために、
建物ごとに住居表記をする方法が採用されています。

例)伊藤町1-23

ここ最近の新宿区では、
平成21年に片町、平成15年に霞ヶ丘町で住居表示の変更がありましたが、
町名の部分は据え置き、番地や号などの数字の表記が変更されました。

住居表示は、住民にとっては大きな影響があり、
最も身近である区政で議論をしなければならない非常に重要な課題です。

利便性を取るなら、土地区切りから建物ごとへの住居表示への変更をすることはもちろん、
「西新宿」のようにわかりやすい地名にした方が良いという考え方も非常に合理的だと思います。

私個人としては
地名は据え置きで土地区切りから建物ごとへ住居表示の変更をする
というのが落とし所だと思っています。

今回の坂町から四谷坂町への変更も、
「地名が変わってしまって残念だ。。」
と悲しむ人もいれば、
「ほとんど一緒だし、四谷ってついた方がわかりやすいじゃん!」
と思う人もいると思います。

最後は好みの問題もあるため、
特定の層が判断するのではなく、
できるだけすべての住民が意思表示をして決めていくのがベストだと思います。

私に投票をしてくださった方がすべての政策において、
私と考えが一致をするとも思っていません。
この話も、まさに賛否両論あると思います。

ぜひ、身近な区政の問題として考えていただき、
みなさまのご意見をいただければ幸いです。
それでは本日はこの辺で。

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ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社