ワクチン接種会場と公共施設利用のバランス

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

第4回定例会では、公共施設の活用について質問しました。

地域センター等の公共施設は、ワクチン接種会場になっていて地域活動に利用できないというご意見をいただきました。
ワクチン接種について区民から理解は得られていると思いますし、実施場所は公共施設が最初に候補にあがり、できる限り自宅から徒歩圏内で接種ができることが望ましく、地域センターでの接種が実施されていたと理解しています。

今後も公共施設でワクチン接種を行う場合、区民生活への影響を最小限にする必要があるかと思います。第六波の状況次第かとは思いますが、コロナの状況に応じて段階的に本来の公共施設の利用方法に戻していくことが必要だと考えています。

以下、質問と答弁です。

伊藤 ワクチン接種会場を選定するにあたり重視されていることはありますか。ワクチン接種会場になった施設は通常想定される利用ができなくなってしまうことになりますが、感染状況やワクチンの接種状況に応じて柔軟に施設が利用できるよう引き続きご検討をいただけないでしょうか。

吉住区長 新型コロナワクチンの接種において、区施設の集団接種会場の開設に当たっては、区民に身近で分かりやすい場所であることを重視しています。区立地域センターは、日頃より区民が集える施設として便利な場所に設置され、区民に定着していることから、集団接種会場として活用させていただくことにしました。このほか、ワクチン接種後の待機場所等で感染症対策として十分なソーシャルディスタンスを確保できることなども勘案して選定しております。
また、区民の健康保持や増進等を目的としている区立元気館については、新宿区のほぼ中央に位置し体育館を有していることなどから基幹となる接種会場として運営しています。
区では、令和4年2月から主に75歳以上高齢者の3回目の接種が始まることから、現在は接種会場として休止している各地域センターの接種も再開していきます。一方で、地域センターは地域コミュニティの核となる施設であることから、今後のワクチン接種状況が進展する中で、接種対象者が少なくなる際には各接種会場を集約していくことを考えています。各施設の本来目的での利用が徐々に再開できるように、感染状況やワクチン接種状況等を踏まえて施設再開の時期を検討してまいります。

最後はバランスの問題だと思いますが、区民のみなさまのご意見も参考に施設のあり方をご検討いただけておりました。

第4回定例会が終わったばかりですが、本日臨時議会の案件説明がありましたので、来週は今年最後の議会もがんばりたいです。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社