固定給と自由な時間。政治家は、自分に相当厳しくないと堕落していきそうだ…

「議員の仕事ってめちゃくちゃ忙しそうだよね。」
と、当選後にいろんな方に言われました。

実はその逆(?)で、
一年中議会が開いているわけではないので
こんなに休みがあるの!?
というのが率直な感想です。

新宿区議会では議場で質問などをする時期が、
基本的には2月、6月、9月、12月と決まっています。

もちろんそれ以外の月にも、
委員会、審議会、視察などの決まった仕事はありますが、
議会が開いていない時は、
勤務日といえるものは一ヶ月のうちたったの数日なんてことも普通にあります。

また、これはとてもレアなケースですが、
先日の文教子ども家庭常任委員会では、
たったの5分ほどで終わってしまったこともありました。
スムーズに終わってしまったことで、過去最短なんじゃない!?とも言われていましたが、
傍聴にいらっしゃっていた方は一体どう思っていたんだろうか…

一方で、給与は月給制です。
月に50万円以上の金額が口座に振り込まれてきます。

この金額が高いか、安いか、
積極的に活動をしている場合は、
「政務活動費じゃ足りないし報酬まで食い込むよね!?」
等の議論はありますが、
意外にも(?)自由な時間を捻出できるのがこの区議会議員という職業なんです。

私は自由な時間があるということは、非常に良いことだと思います。
毎日勤務をしてスケジュールが決まっているという状況になると、
行政の考え方と変わらなくなってしまうリスクがあるからです。

政治家は正解が無い仕事だと思いますし、
毎日強制的な労働時間を取ること以上に、
役所にいない時間を捻出し、何に投資をしたかで政治家の個性を発揮することの方が大切だと思います。

もちろん、たまに視察に行く程度で、情報発信もせず、
何も行動を起こさないこともできます。
動かなければ問題も起きないので楽に違いありません。

選挙期間中は、始発から終電までやり過ぎ!?な活動もありましたが、
当選前と比べると危機感も薄れ活動量が減ってしまったことも事実です。
今はさすがに、始発から起きて活動していません。

人間は安心すると堕落するということを自覚した上で、
自分に厳しくしていかないと、この仕事はつとまりません。

日常的に、調査・研究、情報発信を徹底するためにも、
これからはアウトプットを意識して行動をすることが大切にします。
まずは1年間は365日ブログを毎日更新することを習慣にしたいと思います!

ということで自分への戒めとして明日からも頑張ります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社