議員の多選と地域への責任

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

議員の多選に関する議論は全国的に注目されています。
地方議会においても、任期を重ねることで培われる経験と信頼が評価される一方で、多選による弊害や新陳代謝の必要性が指摘されることもあります。

私自身、多選をしないつもりであれば、選挙前から地域の方々に「次は出馬しない」と伝えることが誠実な対応だと考えています。
特に議員という立場は、地域の信頼に基づいて成り立っているため、任期や意思を明確にすることで、有権者との信頼関係をより強固にすることができると感じています。

例えば、私のように特定の組織や強固な支持基盤を持たない議員であっても、「次も続けてほしい」と地域の方から声をかけていただけることがあります。
そうした温かい声を受ける中で、出馬を考える際には早い段階での意思表明が重要になると改めて感じています。

もちろん、続けること自体も一つの評価です。
過去の選挙を振り返ると、多選しない方針を早期に公表したことが選挙において不利に働いた場面もありました。

議員は地域の課題に正面から向き合い、未来を見据えた行動をとることが求められています。
多選の是非については一概に結論づけることは難しいですが、地域の声に耳を傾け、自らのビジョンを示しながら、責任ある行動を取ることが大切です。

それでは本日はこの辺で。

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伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社