本日は、新宿区内の某所で開催された分身ロボットを開発するオリィ研究所のイベントに参加してきました。
黒い白衣に身を包み、ロボット界隈でも異色の雰囲気を放ち続ける吉藤オリィ所長は、私と同じ1987年生まれ。
若くして活躍する、心から尊敬できる起業家です。
まずは、オリィ研究所の取り組みをご紹介します。
OriHimeは分身です
入院や単身赴任などで会いたい人に会えない方が
家族や友人に会いに行くためのもう一つの身体、それが「OriHime」です。OriHimeにはカメラ・マイク・スピーカーが搭載されており、
家や学校など会いたい人の前に置き、自分の分身として使います。周りの人と会話ができ、首を動かして周りを見渡せ腕を自由自在に動かして
まるで実際に会っているようなコミュニケーションが可能になります。
OriHimeは孤独を癒す分身ロボットです。
体が動かなくても、OriHimeを通じて心を届けることができます。
吉藤オリィ所長も不登校経験者で、孤独の辛さを誰よりも知っているからこそ、こうしたサービスができました。
最初にサービスを聞いたときには、テレビ電話があるから必要が無いように感じました。
実際にOriHimeを体験してみると、人の存在感を感じられ、テレビ電話とはまったく異なるコミュニケーションの方法だと理解しました。
病気など様々な事情があって学校に通えなかった子どもがいます。
コミュニケーションロボットを通じてフリースクールに通えるようになったそうです。
今回のイベントは特別で、オリィ研究所で働く番田さんが東京からいらっしゃっていました。
番田さんは、首から下を動かすことができず、これまで多くの時間を病院で過ごされていたそうです。
しかし、現在はOroHimeを通じて、スケジュール管理などの仕事をし、オリィ研究所から給料を得ています。
ただ、OriHimeでコミュニケーションを取るだけでなく、社会に参加して、役割が生まれました。
テクノロジーを活用しながら、ユニークなアイデアで社会に貢献し続けるオリィ研究所の活動から今後も目が離せません。
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実は、オリィ研究所は新宿区内にある早稲田大学内のインキュベーションセンターから出発したベンチャー企業です。
心に大きな影響をを与えるサービスが普及するためには、自由で多様な価値観で仕事ができるよう、ベンチャー企業への支援が必要です。
創業期の企業に対しては、負担を強いることではなく、税制改革や規制緩和など、徹底した支援が必要だと改めて感じています。
ベンチャー企業支援に特化した会派・スタートアップ新宿として、第2のオリィ研究所が生まれる環境を作るため、提言を続けてまいります。
それでは本日はこの辺で。