Shinjuku Free WIFIマップ作成。オープンデータ入門は、SPARQLでLinked RDFを操作

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

新宿区でオープンデータが導入されたことをきっかけに、本腰を入れてこのテーマに取り組んでいきたいと考えています。
そこで早速、オープンデータを活用して、練習がてらに見よう見まねで簡単なWebサービスを作ってみました。

過去のブログはこちら↓

新宿駅周辺のShinjuku Free Wi-Fi(新宿フリーWi-Fi)のマップを作成してみました。

スクリプトをブログに無理やり組み込んでいたりで、コードが汚いのはご容赦を(苦笑)
SPARQLという言語で、オンライン上にアップロードされているオープンデータを参照して、Javascriptでマップが生成されるようになっています。

参考にしたページや書籍は以下の通りです。

福野泰介さんのブログ↓

SPARQL書籍↓
オープンデータ時代の標準Web API SPARQL (NextPublishing) 加藤 文彦(Amazon)

Google Maps APIs関連↓
Google Maps入門(Google Maps JavaScript API V3)

これまでは、行政がホームページや紙媒体で情報を公開したら、転載するなど新しくコンテンツを作成する必要がありました。
しかし、オープンデータでは自動的にデータを読み込んでくれるため、その必要はありません。
また、これまでのように単にShinjuku Free Wi-Fiのデータベースのみにアクセスするわけではないため、新宿区のみならず全国の自治体も含めて、これまで関連性のなかったデータへのアクセスが容易にできるという点でも大きなメリットがあります。

先日も、IoTとオープンデータの活用でバスの利用状況をリアルタイムに通知する鯖江市の取り組みをご紹介しました。
ICTが普及し十分に便利になったと感じることもありますが、まだまだ開拓の可能性があることを感じ、ワクワクしています。

インターネットも急速に進化し、日進月歩でその利便性は向上しています。
そのインターネットの生みの親であるティム・バーナーズ=リー氏が、TEDでプレゼンテーションするほど気合いを入れて取り組んでいるのが、Linked Open Dataです。
オープンデータに関心のある方は、日本語の字幕もついているので、ぜひこちらのプレゼンもご覧ください↓

本来であれば、コードを書かなくても緯度経度があればマップを作ることもできます。
すでに新宿区でもWIFIに関するマップは用意されています。
しかし、あえてSPARQLに挑戦してみたことで、単なるインターネットによる情報公開ではなく、構造化されたデータが持つインパクトの大きさを、何となくですが感じることができました。

まだ新宿区で公開されているデータは4種類で、インパクトも大きくありませんが、多くのオープンデータがLinked RDFに変われば、間違いなくイノベーションが起こり、利便性が向上へつながります。
データシティ新宿を見据え、民間の視点から踏み込んだ提言ができるよう、ブログのみならず、コードを書くことでコミュニケーションが取れる議員を目指して、これからも活動を続けてまいります。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社