オープンデータ、IoTも活用し、データシティ新宿の実現へ

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

本日は、データシティ勉強会を開催しました。

勉強会のスライド等は福野さんのブログで公開されています↓
Data City Shinjuku aims the most Innovative City! #opendata #sabae #english / 福野泰介の一日一創 / Create every day by Taisuke Fukuno
これまでも、オープンデータやICT教育について、議会で取り組んでまいりました。
行政、議会の中での議論が深まり、政策は大きく前進してきたと言えます。

さらに踏み込んだ政策提言の必要性を感じ、本日お招きした福野泰介さんにご相談をと考えていました。
二人で会議をするのも勿体ないので、せっかくなので政局の話なども一切なしの勉強会として一般公開をさせていただくことにいたしました。

全議員のポストへチラシを投函させていただいたところ、三雲新宿区議にご出席いただきました。
そしてオープンデータに現場で取り組まれている情報システム課の職員の方々にもお越しいただきました。

福野さんのお話は本当に勉強になることが多く、勉強会終了後も参加者同士の議論が盛り上がっていました。

まず最初に、なぜコンピュータを活用するのかという理由についてご説明がありました。
そもそも多くの人は、
「コンピュータの本当の力を知らない。」
とおっしゃっていました。

これからの子ども、そして公共にも、コンピュータや、時間場所を超えることができるWebを用いることは、不可欠だと言えます。
100円のコンピュータ(CPU)でも1秒間に5000万回の計算を行うことができます。

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また、iPhoneでも200億回、PCだと10兆回、スパコン京だと2京回もの計算ができます。
基本的に、コンピュータはエラーもなく、24時間働くことができます。

そして、そのコンピュータがポテンシャルを発揮するためには、データが必要となります。

鯖江市では、バスの走行位置や混雑状況をオープンデータとして公開する準備をされているそうです。
これまでは、紙に書いて人数をチェックしていたそうですが、リアルタイムで混雑状況がわかると便利ですね。

過去にブログでも書かせていただきましたが、新宿区に対しても必要なデータが何かをお伝えしていくことが重要です。

過去のブログはこちら↓
行政主導のシビックテックは存在しない。オープンデータは市民のニーズから。

オープンデータやIoTに関する具体的な事例を伺い、新宿区でも実施できそうなところから、議会活動につなげていきたいと考えています。

ビジネスと同じで、困ったを見つけ、ニーズを満たしていくことが大切です。
福野さんは、「お母さんのイライラをインタビューして、解決するためのアイデアを考える」という内容で、子ども向けのワークショップを行なっていたそうです。
技術としてプログラミング教育を行うことも必要ですが、なぜ学ぶ必要があるのかも同時に伝えることが大切です。

行政だけではなく、シビックテックの精神をもって市民の手で社会を変えていくこともできます。
一見ガチガチに硬直したように見える行政も、まだまだアップデートできると思えば、ワクワクするものですね。

本日は、オープンデータの背景や、世界的な動きについてなど様々なことを学ぶことができました。
福野さん、本当にありがとうございました!

また、勉強会へ出席されたみなさまも、新宿区内外でデータシティを目指し、各自で取り組みを行なっていただければ幸いです。

若手の地方議員から、
「周囲にICTの話をしてもまったく話が通じない。」
とお話を伺ったことがあります。

新宿区議会では、議員側からの質問、あるいは区長等による答弁でも、「IoT」「ディープラーニング」「ハッカソン」などの単語が普通に飛び交っている状況です。
議会では端末の利用を禁止されていますが、一歩外に出ればPCやスマホ、タブレット、ウェアラブルデバイスが利用されています。

その点で、新宿区長や区職員、また新宿区議会のリテラシーは相対的に高いものだと言えますし、議論から現場への反映までのスピードが速いと感じています。

日本一、いや世界一のデータシティを目指すつもりで、引き続き議会活動に取り組んでまいります。
みなさまにも、引き続きご協力いただければと思います。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社