こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日は、データシティ勉強会の特別編でした。
ICT政策でお世話になった福野泰介さんにお越しいただき、オープンデータの価値やそれを操作するSPARQLという言語について、ハンズオンで学びました。
オープンデータと言っても、統計データがCSVで公開されるなど、あまり利用方法もわからずパッとしない印象をお持ちの方がいらっしゃると思います。
しかし、これまでご紹介させていただいた保育園マップ、あるいは鯖江市では、先日の大雪の際にオープンデータを元に作られた消火栓マップを活用されるなど、実用性も十分です。
Linked RDFという形式でオープンデータを公開する動きが活発になっています。
この形式で公開することで、リンクに意味をつけるということになります。
例えば、新宿区からは東京都にリンクが貼られていますが、リンク自体にはただ特定のサイトにアクセスできるだけで、特に意味がありません。
Linked RDFの場合、基礎自治体から広域自治体へのリンクという意味まで付加することが可能となります。
また、Linked RDFで公開されたオープンデータは、SPARQLという言語で操作することができます。
実際にプログラムを操作するハンズオンも行われました。
JavaScriptやSPARQLなど初心者には難しい内容だったかもしれませんが、オープンデータがどのようにつながっていくのか、裏側を理解する上でも貴重な機会でした。
勉強会のスライドは、福野さんのブログでご覧いただけます。
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今回のデータシティ勉強会には、新宿区の職員もお越しいただきました。
前回のオープンデータを活用した保育園マップを作った際にも職員の方にお越しいただきましたが、今回は実際にSPARQLを操作したことで、新宿区にもサービス利用者、あるいは開発者の視点が共有されたと思います。
データを公開する際、CSVあるいはLinked RDFなど形式をどのようにするのかについては、様々な議論があると思います。
ぜひ一度SPARQLを操作してから議論をしていただきたいと思います。
福野さんに前回の勉強会にお越しいただいてから、1年経過します。
あれから、新宿区のICT政策も前進しています。
Code for Shinjukuやデータシティ勉強会を通じて、オープンデータやプログラミング教育など、未来へ区政を進めてまいります。
それでは本日はこの辺で。