こんばんは、新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日は、「Smart Communication Award 2017」へ。
Smart Communication Award 2017公式ページ – Twilio
「Smart Communication Award」は、Twilioを使って新しい事業を生み出すことを目的としたビジネスコンテストです。事前に開発を済ませた作品/サービスを、ビジネスプランとともデモンストレーションをご披露ください。最優秀賞1作品はこれまで同様、5月の米国Twilio社カンファレンス「SIGNAL」へご招待します。 また、当ビジネスコンテストへのご応募で初披露となった未公開の新規サービスについては、最大3作品をKDDI ∞ Labo 第12期プログラムへの推薦します。
「Twilio」についてはこちらをご覧ください。
Twilio for KDDI Web Communications | クラウド電話API
会場は、東京都が運営するStartup Hub Tokyoという起業準備を行う施設です。
2017年1月にオープンしたばかりの施設で、セミナーなどたくさんのイベントが開催されています。
キッズルームがあり、お子さまがいらっしゃる方であっても、起業準備を行うことができます。
先ほどご紹介させていただいたように、Twilioを活用したビジネスコンテストのようなイベントで、一次審査を通過して本日プレゼンテーションが行われました。
私たちは、地方の課題をビジネスで解決する「イチコール」という新サービスを発表させていただきました。
と言っても、企画はユースデモクラシー推進機構の仁木代表の手によって最初から完成していましたし、エンジニアの方が凄まじいスピードでアプリを開発されていたので、私は本当に何もしていないのですが(笑)
どのようなサービスか、簡単に説明させていただくと、主にシニア世代をターゲットとしたテクノロジーを活用した御用聞きのようなサービスです。
AmazonPrimeやネットスーパーなどが登場し、インターネットを利用すれば、生活に必要なものが簡単に揃えられるようになりました。
しかし、首都圏しか対象エリアになっていないことや、インターネットを利用しなければならないということで、パソコン等の端末利用がハードルとなります。
そこで、シニア世代が利用する固定電話に注目し、インターネットにつながるタブレット端末を組み合わせたサービスとなりました。
例えば、サザエさんに出てくる三河屋さんのような方が、せっかく御用聞きにやってきても、不在である場合もあります。
そこで、コンピュータを活用し、固定電話に対するオートコールシステムを利用することで、対象者へ一斉に電話をかけます。
受話器を取られた方はその場にいることが確認できますが、結果を地図上で表示することで、効率的に訪問することが可能です。
また、オートコールで設問を用意することで、様々なニーズを把握することも可能です。
今回の企画は、UberEATSのようなシェアリングエコノミーの一種ですが、パソコン、タブレット、スマホを利用できない方も対象となることが大きな特徴です。
私たちのチームは賞を獲得することができませんでしたが、次に繋げていきたいと思います。
他のチームでは、プロダクトも完成していて、会社として事業に取り組まれている方がほとんどで、大変レベルの高いイベントでした。
社会性も評価の対象になるイベントだったことから、子どもや高齢者などターゲットも様々の幅広いビジネスプランに触れることができて、大変勉強になりました。
デバイスを活用し、うつ伏せになって眠ってしまう子どもを感知し保育士へ電話をかけるというサービスが発表されていましたが、文教子ども家庭委員会でも議論されているような課題を、テクノロジーで解決することができるようになってきたことを実感した1日でした。
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今回の私たちの企画の特徴は、地方議員がメンバーとなっていたことです。
地方議員は、日々社会的課題と向き合い続けています。
その課題を解決するために議会以外でデモなどを行うことも手段の一つですが、ビジネスの手法で課題解決に取り組むことに可能性を感じます。
例えば、20代当選議員の仲間と、ビジネスプランを策定し、アプリを開発し、投資家をまわって資金調達して事業を行っことも面白いですね。
フルタイムで起業しなくても、民間企業で非常勤として仕事をする方法もあるでしょう。
そして、民間の経験をもとに、ビジネスの切り口から議会質問をすることも有効だと思います。
今年度は、私も民間事業にも積極的に取り組んでいくことで、さらに社会的課題を解決していきます。
それでは本日はこの辺で。