こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
本日は、自治・議会・行財政改革等特別委員会でした。
その名の通り、自治基本条例や、行政評価、あるいは都区財政調整などの議論を行いますが、特に重要なことは、議会に関する議論を行なっているということです。
行政が関わる議題であれば、すでに完成形のような案が提出され、それに対する議論が行われます。
首長与党が過半数以上のため基本的には多数決で可決がほぼ決まっているため、結果的に発言は首長与党以外の会派を中心に行われます。
質疑を行なっても、だいたい予想がつく答弁が返ってくるもので、議会からの政策を進めることも難しく、議員間討議の必要性を訴えてきました。
過去のブログはこちら↓
「まず」議会改革から。議員間討議で意見が変わることも
しかし、まさに当委員会での議会について議論は、完全なる議員間討議です。
議席をたくさん持っている会派の意見が通るわけでもありません。
すべての会派から活発な発言が行われ、それに対して反論が行われる様子は、傍聴する方にとっても、一番刺激的ではないかと思います。
本日の議題の一つが、4年に1度行われる新宿区議会に関するアンケート調査でした。
平成25年度の結果はこちら↓
新宿区議会に関するアンケート調査:新宿区
私からは、これまでの設問と少し趣旨を変えて、国や都との比較を行う設問を作ることを提案させていただきました。
関心の度合いについて五段階評価を行い、その理由について自由記述をいただくというものです。
食べログのように5段階でスコアを出し、その決定的な理由を明らかにすることで、より関心を持っていただけるよう取り組みたいと考えています。
確かに具体的な仕事は異なる部分もありますが、国、都、区はそれぞれが子育てや教育などの事業を行なっています。
同じテーマを扱っていても差が出るということであれば、何かしらの要因があると考えられます。
国政や最近の都政はテレビや新聞などマスメディアの影響を受けていると思いますし、個性的な政治家の存在も影響しているかもしれません。
逆に区議会に関心のある方は、議員と直接会える距離の近さが要因になりそうかな?とぼんやりとしたイメージが頭に浮かびます。
アンケートの結果から大筋の方向性を見ることも大切ですし、一つだけ異質な結果がでたり、これまで見落としてきた驚くような回答も出てくるかもしれません。
まだ採用いただけるかはわかりませんし、採用される場合でも修正があるとは思いますが、各会派にもご説明させていただいたところ、概ね前向きに考えていただけたのではないかと思います。
また、アンケートの結果が出たら、すべての回答に目を通し、データビジュアライゼーションなども活用しながら、改めてご報告させていただきます。
こうしたアンケート調査の設問設計など、業者に丸投げしているように見えますが、実は細かいところまで議会で議論を行って決めています。
前回は、2,500名に対してアンケートを送付していました。
もしかすると、当ブログの読者のご自宅にアンケートが届くかもしれませんが、その際にはあたたかくご回答いただければと思います^^
それでは、本日はこの辺で。