こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。
最近は本を読むのも、ほとんど電子書籍になり(仕事関係の書籍は紙でしか手に入らないことも多いですが…)、図書館のあり方を見直さないといけないなと感じているところです。
もちろん電子図書館の議論も必要ですが、そもそも図書館よりも読める本が多い定額サービスが月額千円程度なので、電子図書館を自治体が用意すると逆に効率が悪くなりそうだったり、今後どのような民間サービスが生まれるかもわかりませんし、私も結論を出せていません。
一方でKindleのような電子書籍とは異なりますが、すでに電子データにより提供されているサービスがあります。
■利用可能な商用データベースなど
データベース名 内容 利用可能館
ジャパンナレッジ 百科事典等 全館
聞蔵2ビジュアル 朝日新聞オンライン記事 全館
日経テレコン21 日本経済新聞記事及びビジネス情報 全館
magazine plus 雑誌記事・論文情報 全館
D1-law.com 第一法規 法総合情報 中央、四谷、角筈図書館
市場情報評価ナビ 商圏分析レポート 中央、角筈図書館
ポプラディアネット こども向けオンライン百科事典 こども図書館
国立国会図書館デジタル化資料 国立国会図書館のデジタル資料の一部の検索・閲覧 中央図書館
国立国会図書館「歴史的音源」 歴史的音源の一部の検索・再生 中央図書館
この中でも特に手軽に使えて便利なのが、過去の新聞や雑誌の検索ができる「日経テレコン21」です。
最近の記事であればインターネットで調べることができますが、例えば1990年代の情報は、なかなか検索してもヒットしません。
昨年、瞬時に新聞や雑誌をキーワード検索できるこのツールを知ってから、ヘビーユーザーになってしまい、今では議会活動にとっても無くてはならない存在になっています。
しかし、基本料に加え、見出しの表示で課金、記事表示でまた課金されるため、のめり込んで記事を読んでいるうちに数万円のお金が飛んでいくため、一般の方が利用するにはハードルが高いです。
実は、このデータベースが図書館のパソコンでは無料で使えます。
また、他の自治体でも対応しているところがたくさんあるようなので、ホームページをご確認をいただければと思います。
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人力で見ることのできないほどの大量の紙資料を目の前にすると、キーワードで検索できるなどのデジタルデータでのメリットを強く感じます。
ペーパレス化を推進して、日経テレコンのように効率よく情報へアクセスできることが議会改革のためにも必要です。
明日までに代表質問の原稿を提出しなければいけません。
デジタルを駆使しながら、良い提言を出せるように頑張ります。
それでは本日はこの辺で。