新宿区立中央図書館・こども図書館は校舎のままで良いんでない?

本日のテーマは図書館です。

2013年まで「中央図書館・こども図書館」は下落合にありましたが、
現在は建物の老朽化等の理由により旧戸山中学校の敷地に移設しています。
地域図書館として下落合には「仮称下落合図書館」が建設される予定になっています。

ご覧の通りパッと見は中学校の校舎です!
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現在の中央図書館は、ホームページで公開されている情報を確認する限り、
「仮施設」ということになっています。

建設スケジュールを改めて判断する、という話が書いてあることからも、
新たに建設をする可能性があります。

巨額の税により建設される「大企業オフィスのような立派な図書館」が目立つ中で、
個人的には校舎を活用した図書館には好感を持てるんですけどね…。

文教子ども家庭常任委員会でも、図書館について議論をしています。
仮に新たな図書館建設の話が出たとしても、
今後の区民一人あたりの負担や、費用対効果を検証するなど、
安易にピカピカな図書館にならないように注視していきたいと思います。

それでは、現在の新宿中央図書館と子ども図書館の
各フロアの概要をご説明します!

1階:
雑誌、CD、DVD、ビデオなどが置いてありました。
SEKAI NO OWARIや、アナ雪のサントラなど、
若者にも人気の高い最新のCDも置いてあります。
もちろん予約待ち状態ですが。(笑)

2階:
各分野の専門書から小説まで、
さまざまな本が置いてある、図書館としてはメインのフロアになります。

スタートアップの人がよく読んでいる
「起業のファイナンス」も置いてあったのは驚きです。

3階:
このフロアが「子ども図書館」になります。
絵本や紙芝居などが置いてあり、
内装もこどもを対象とした造りになっています。
子どもに絵本を読むお母さんの姿も見られました^^

他にも、図書館の中では、
大きな活字で読書ができるように「拡大読書機」があったり、
多くの方が読書をできる工夫がされています。

活字を読むことが困難な方へ
~「文字が見えにくい」「文字を目で追えない」「手や身体が不自由でページがめくれない」こんなお悩みありませんか?~

夏休みということもありますが、
利用者の中に子ども、若者が多く居たことが印象的でした。

実は、私は図書館に行くのは本当に久しぶりでした。

欲しい本が図書館にあるとは限らず、また移動コストを考え、
自宅まで本を届けてくれるAmazonでの注文を選択することが多いです。
それに加え、スマホ・タブレットが普及してからは、
書籍の半分近くは電子書籍で読んでいます。

そろそろ電子図書館が登場してもおかしくはありませんよね。

そこで調べてみると、
既に自治体で電子書籍の貸し出しサービスが導入されていました。

札幌市電子図書館

「デジタルえほん」のバナーがあったり、
図書館も新しい形へと進化をしています。

新宿区において今後どのような取り組みになるのか、
新たな動きがあればまたご報告させていただきたいと思います。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社