第二回歌舞伎町議会は、当事者も交え前向きに性的マイノリティについて議論できた

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

昨晩は、グリーンバードで歌舞伎町のお掃除でした。
新宿区役所・新宿区議会のまわりもお掃除しました。

お掃除の後は、告知をさせていただいた第二回歌舞伎町議会を、歌舞伎町ブックセンターにて開催しました。
お酒を片手に民間で歌舞伎町や新宿区に関する議論を行います。
主な議題は、性的マイノリティです。

グリーンバードに参加された方、区民の方、また当事者の方にご参加いただきました。
本物の議会のように、同性パートナーシップ条例の賛否を議題にしました。
Smappa!Groupの手塚マキさんと私が一応ファシリテータではありますが、トークイベントとは異なり、基本的には参加者の方が中心で議論を行います。
まず、議論をする前に参加者の自己紹介と条例に対する賛否をとりました。
「よくわからないけど、何となく賛成!」
という方がほとんどでした。
一方で、議会では、自分だけの考えで決めることはできません。
お預かりした税金をいくら使わせていただくことができるのか、期待できる成果について考え、さらに制度に反対する人の立場まで考えた上で、賛否を決めます。
まず、議論をするために情報が必要なので、グリーンバード理事の杉山文野さんに当事者だからこそわかる視点で問題についてご説明をいただきました。

参加者からは、
「同性パートナーシップ条例以外にも他の手段があるんじゃないか。」
「対象を同性に限る必要はないんじゃないか。」
と様々なご意見が出ました。
議論を進めると当事者以外の方からもご意見が活発に飛び交うようになりました。
絶対に制度が必要だと思ってた方が、同じくらいの予算があるなら別の方法ができるかもと検討しだしたり、理解が深まりさらに必要性を感じるなど、考えが変わっている人もいましたが、どちらも自然なことです。

議会でも、全議員が参加する本会議とは別に、委員会では少人数でより詳細な議論が行われます。
歌舞伎町議会がきっかけで、委員会のように興味のある方同士がつながり、今後の成果につながることを期待しています。

前回は私に対して様々なご意見が集中したことを反省しましたが、今回は前回以上に参加者同士で活発な議論ができました。
本物の区議会に匹敵するほど活発な議論ができたと感じました。
多くの方は区政に関するテーマについて議論をする機会も少ないと思いますが、さらに機会は増やしていきたいと思います。

歌舞伎町議会の参加者は、政治関連のイベントにしては若いことが特徴的でした。
歌舞伎町や新宿区に住み暮らし遊ぶ方から、新しい街の形が生まれることを期待しています。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社