未来の教室(EdTech)の情報共有進む。子どもから大人まで感染拡大防止へご理解を

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

予算特別委員会の9日目でした。
明日は最終日ですが、質疑と議案の審査を通じて、区政をより良いものにいたします。

新型コロナウイルス感染症への対応により、区民のみなさまにはご迷惑をおかけいたしました。

議会でも様々な議論が行われています。
休校を実施しない学校や取りやめた学校も出てきました。
人も密集し、条件が異なりますし、また近隣自治体で感染者が1人でも感染者が出たら休校するという条件がついているようです。

都内は東京都が一括して感染者数の報告をしているため、新宿区では感染者の数は発表しておりません。
東京都の感染者数は多く、小学生と保育園時の感染者も出ました。
不安を煽るのもよくありませんが、感染者が新宿区内に滞在していたという事実までは報道等でご存知の方もいらっしゃると思います。
人口密度や来街者の多さを考慮すれば、他の自治体以上に厳しく対応を行うことが大切だと考えています。
そのため、今のところ休校を解除することは難しいと考えております。
また、状況が日々変化する中で、柔軟な対応を心がけてまいります。

東京 未成年者の感染を初確認 – Yahoo!ニュース

休校で卒業式の開催を心配されている方もいらっしゃいます。
議会でも様々な議論がありましたが、10日を目処に教育委員会で判断するとのことでしたが、前向きにご検討をいただいております。

私からは、休校をどのタイミングで想定されていたのか、またEdTechの活用について質疑をいたしました。

教育委員会でも、新型コロナウイルスの感染拡大への対応を準備していました。休校も折り込まれていたようですが、27日に突然実施することまでは考えていませんでした。

次に、EdTechについては、以前もブログでnoteのまとめ記事を紹介させていただきました。

コロナウイルスにより臨時休校となった学校を支援すべく立ち上がったEdTech企業まとめ|後藤匠 / Libry CEO|note

経済産業省のページでも、「新型コロナ感染症による学校休業対策#学びを止めない未来の教室」として様々なサービスへアクセス可能です。

未来の教室 ~learning innovation~

休校前に要望を行い、昨日EdTechの活用について質疑を行ったところ、文部科学省を通じて新宿区まで情報が共有されているようでした。
しかし、私も通信制大学に通っていた頃は、よくサボってしまい単位を取得するまでに時間がかかってしまいました。
お子さんのケアが重要な時期に、リンクだけを送って勉強できるかと言えば難しいと思います。
ご家庭ごとに端末の状況も異なる等のハードルもあります。

一方で、すでにAI教材を導入している先進校もありました。
EdTechを活用するためには、教員が黒板に立って教えることから脱却が必要です。
教員とコンピュータで子どもの学びを深めていく「ブレンディッドラーニング」では、教員がコーチの役割をはたすことが重要です。
根本的に授業のあり方を変えなければなりませんが、簡単なことではありません。

すでに授業の方法を切り替えてAI教材を導入し成績を伸ばした学校もあります。(ICT以外でも教育改革に取り組んでいますが。)
学校が横並びな必要はありませんし、これまで実績のある得意な学校が率先して挑戦できるよう要望をいたしました。
ただし、無理はしなくて良いと思いますので、これを機に今後のご検討をいただきたいと考えています。

準備期間がない中で、各学校ごとの判断で問題集やプリント等で家庭で学ぶ体制を整えていただきました。
感謝の声も届いておりますが、本当に時間のない中でご対応いただきありがとうございます。

中学生が集団で集団で自転車で走っているところを見かけました。
その後にどのような場所に行くのかはわかりませんが、小・中学生・高校生のゲームセンターやカラオケを禁止する動きも出てきたように、人が集まるところへ遊びに行ってしまうこともあると思います。
また、東京マラソンに7万人もの方がきてしまったり、飲食店(フィリピンパブ?)の件なども話題になっていますが、大人にも状況が伝わっていない可能性があります。

もちろん、ご協力をいただいた多くのご家族は感染の可能性がある場所を避けて生活をされているため一定の効果があると考えています。

ご理解をいただけていない方がいらっしゃることは、政治の責任だと考えております。

新宿区の状況が見えにくいこともあり、「休校は必要ない。」「海外のように都市封鎖が必要だ。」など厳しいご意見もありますが、お子さんも感染すること、さらに広まってしまう可能性があり、感染拡大のピークを抑えるためにも休校や人が密に集まる場所を避ける等の感染防止対策が必要であることを周知し、ご理解いただくことが必要です。
また、お子さんや保護者がが大きなストレスを抱えてしまわないように、専門家の見解を参考にしながら学童等での過ごし方や、ご家庭における「散歩や買い物は問題ない」などできることを明確に伝えることも必要だと考えています。

未知の部分も多く、今すぐに対応できるかはわかりませんが、明日も質疑の時間が確保できれば確認していきたいと考えています。

手洗いや咳の際は口と鼻を覆うなどの感染症予防対策をお願いいたします。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社