コロナの恐怖を乗り越え新宿再起動へ!新宿区長選吉住健一候補の演説

こんばんは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

新宿区長選挙も7日目となりました。
残すは、明日の投開票のみとなりました。

吉住健一候補も街頭演説を行われていますが、告知することなく区議会議員等と地域をまわる活動をされていました。
そのため、11月10日(木)に吉住健一候補の演説会へ出席しました。

自民党・公明党、連合東京、未来の会等からの支援を受け地域をまわった手作りの選挙戦

ただいまご紹介いただきました候補者の吉住健一です。ここに至るまでみなさまの真心で選挙戦を進めていただきました。本当にありがとうございます。
支援をいただいております自由民主党、公明党、そして連合東京、そしてさらには新宿区議会の無所属の会派でいらっしゃる新宿未来の会のみなさま、この選挙戦を支えていただき本当にありがとうございました。
また、事務所の準備からスタートいたしまして、コロナで2年半くらい集まれなかったんですが、急ピッチで毎月、隔週に近い形で役員会を開いていただきまして、遠藤会長をはじめ未来の会の役員のみなさま本当にありがとうございました。
今回の選挙は、なかなか人に会えない状況が続きましたので、行動規制がなくなり、東京都の方の規制もなくなったという段階で動きはじめました。だいぶ出遅れた感はあったんですが、地域のみなさまが町会長さんが地域をリレー形式で連れてまわってくださりましたり、町会の役員の方がお知り合いのところ、役員さんのところ、友達のところをずっと連れてまわってくださったり、本当に手作りでここまで進めてきました。今回で7回目の選挙になるんですが、区議会、都議会、区長と。これほど助けていただいたことなかったなと思っています。

新宿再起動 コロナからの再生!を掲げ、恐怖を乗り越えたい

今回、テーマとして「新宿再起動 コロナからの再生!」とちょっと仰々しいテーマです。掴みどころがないフレーズを作らせていただきました。これは初日にお話をさせていただきましたが、コロナの規制ですとか自粛で身体面、体力面、それから心の面でもみなさまに傷跡を残しているのではないかと感じていました。3年間の時間のブランクがありますので、久しぶりに訪ねた方が前は普通にいらっしゃっていた方が玄関口まで出るのに非常に時間がかかったり、あるいは窓からしかおむかえができなくなったり、表情が暗くなってしまっていて、あんなにはつらつとした人だったのだろうかと。ショックを受けながら街を歩いていました。
3年ぶりに9月から長寿の方を訪問する事業が再開しました。そのときに聞いた話が結構ショッキングだったんです。その方は100歳で一人暮らしです。お友達が生活のサポートをしてくれていました。その時にハガキがあるでしょと言われて出してくれたんですが、そのハガキを肌身離さず持っているそうなんです。ひ孫さんからコロナで大変だけど体に気をつけてねという手紙です。それで都内に住んでいるんです。2年半にわたって新宿にきたら危ないってことになって、ひ孫さんに会えてないそうなんです。お孫さんにも会えていないんです。100歳までお元気な方なんで、自分の意思がしっかりしてらっしゃるんで、終息宣言が出るまでうちにきちゃだめだよとこさせてないのかもしれません。あるいはその逆なのかもしれません。これはやはり100歳の長寿のお祝いにすらこれない。それだけ怖いっていう傷跡を私たちの社会に与えてしまった。これは本当になんとかしないといけないと思わせていただきました。
区でできることは限られているかもしれません。ただ、街のみなさん、新宿を見る周りの人たちが、新宿であんなに賑やかにやっていて何も起きないじゃないか。あんなに楽しそうにやってて本当に良いじゃないか。そういうイメージを持っていただくことが第一歩かなと思っております。当然感染を恐る方々からは批判を受けるかもしれません。ただ、その批判を恐れていては一歩が踏み出せない。ここは私どもも勇気を出して感染予防は徹底的にやりますけど、その上で様々な行事を再開していきたいと思っています。

今年は、ハイリスク者と呼ばれる77歳以上を対象とした敬老会を3年ぶりに開催させていただきました。対象者3700人のうち4000人ほどの方がお申し込みをされました。700人ずつくらいに振り分けをして6回に分けてきてくださいました。あらかじめ人数制限をして指定席でだいぶご不便をおかけしましたが、第3希望まで書いていただいて全員第2希望でおさまったということで無事に進めることができました。当日3日間2回に分けて行いましたが、大きな問題は発生しませんでした。
もし私が当選していればですが、賀詞交換会をどういう形でやっていくのか、成人式をどういう風にやっていくのか、そして新宿シティハーフマラソン第20回大会は今年やる予定だったんですが、20回大会っていうことと国立競技場を使えるはじめての大会になっているので延期という形をとりまして来年に企画をしています。こうしたチャレンジがうまくいくことを祈りつつ、祈るだけじゃなくて成功させるための努力をしながら、新宿が起爆剤となって、新宿は大丈夫なんだ、新宿は動き出せるんだという気持ちを持っていただきたいと思います。

関係機関と連携して庁内でも横串を通してコロナ対策を推進

とは言いましても、今第8波の入り口にさしかかったと言われています。初日に少しお話をさせていただきましたが、新宿は感染がはじまった当時から医療介護福祉ネットワーク会議という会議体を毎月開いてきています。感染拡大がひどい時には臨時の会議も開いています。その中で様々な医療に携わる方、感染者に携わる様々な業種の方、そうした方々が自分達の現場で感じていることを発言して、それを私たちに聞かせていただいて、それは区役所ですねとか、これ誰もやらないなら区役所でやりましょうとか、今まで防護服の着方を介護事業所の方に練習していただくことも通常福祉部がやるんですが今回は健康部の方でやらせていただいたりとか、横串を通して対処していきました。
その結果、1月からオミクロン株で史上最大の感染者数が出ましたが、入院が必要だと判定されて入院ができずにお亡くなりになった方は一人もいらっしゃいません。何かしらの形できちんとフォローに入りました。訪問看護ステーションのみなさんにもご尽力いただきましたし、訪問診療の先生方にも本当に活躍をしていただきました。私どもも薬剤師のみなさんと連携して薬を届けにいっていただきましたり、様々な目立たないことなんですが取り組みをやってきました。そういう裏づけをもった上で一歩踏み出す、そういうことをやっていきたいと思います。

物価高騰対策で82,000人の方に給付、今後は事業者の支援へ

そして今物価高騰歳対策も急務となっています。来週からすでに準備をしていた9月に議決をしていただきましたいわゆる電気代の高騰分1ヶ月3,000円で計算して6ヶ月で18,000円ですけどもっと上がったことを想定して20,000円ということで非課税の世帯、それに類する世帯、新宿区民34万人いらっしゃいますが82,000人の方に給付をさせていただきます。まず、これで急場のところは凌いでいただいて、今後国からの支援金が入ったり、東京都の補助金を使って区の方でひとり親家庭に対する支援金を出したりと1月にそれいきますのでしばらくの間は一息はつけると思います。
ただ、それをやっていましても永遠とお金を配っているだけでは何も事態は変わりません。やはりここは今までコロナの対策としての事業者の支援をやってまいりましたが、今後は物価高騰対策で何ができるかということも念頭においた上で政策的に中小事業者、また個人事業主のサポートを推進していきたいと思っています。

新宿にいくと危ないと思われるイメージを払拭したい

やりたいことはいっぱいあるんですが、そのためには当選しなければならないということが大変なハードルになっています。日頃の自分の行いが悪いから投票率が上がらなかったり、投票所で私の名前を書いてもらう確率が下がってしまったりということはありますが、自分で反省すべきところは反省しながら、みなさまのお力を借りて一人でも多くの方からご支援をいただけるように努力をしていきたいと思います。
新宿はいまだにちょっとそっちにいくと危ないんじゃないかと地方の方々からは言われます。通常ですと頻繁に新宿にきてくださる地方の自治体の方々もですね、なかなか東京に行くともし出張して感染すると帰ってから色々言われるということで出張してくれなくなりました。やはりそれを払拭するために、恐怖を乗り越えるようなポジティブな新宿っておもしろそうだな、新宿って興味深いな、色んな意味でただおもしろいんじゃなくて新宿ってなんか勉強になるなと言いますか、新宿で何か体験していただく仕掛けをしていきたいと思っています。
2年くらい前に夢物語で新宿検定ってできないかななんてお話をしてみました。突拍子のない話なんで具体化していなかったんですが、決算委員会で質疑があって将来の展望はないのかという話があったときにそういう話をさせていただきました。そうしましたところ、職員もすぐ反応しまして、何かしらのことは何かしらできそうになってきました。今まで高齢者の方の健康を維持するためにウォーキングマップを配っていたんですが、新宿の色んな場所でトリビアじゃないですけど、クイズのような仕掛けをして現地にいくと謎が解けて、そうするとそこのまわりの名店ですとか、見どころが記載されているマップを作ります。それをたどって新宿区内で色んなところ、お店をめぐってもらうということをやっていこうと思っています。そういうことができてきますと、また新宿にちょっと行ってみようという人が出て、きてみたらすごく楽しかったし、安全安心だったということを実感してもらえればだんだん今の流れは変わってくるんじゃないか。そんな思いを持っています。
そうした取り組みを通じて、私たちが愛する新宿という街が多くの日本中の人たちから、あるいは世界中の人たちから、日本にきたらこれを体験してみたい、新宿にきたら油そばを食べてみたい、そういう新宿ならではのあそこに行けばいっぱいある、そういう体験をのぞんで集まってくる、そういうまちづくりを推進していければと思います。
起きてしまったことは仕方ありませんので、嘆いていても仕方がありません。やはり嘆くような状態になったとしても、それを覆すそれを上回るような楽しさをもって、私たちの街が明るく楽しい街であってもらいたい。そんな思いでございます。そういう街を、そういう気風を持った街を次の世代に残していきたいと思います。

政治家もたまには本当のことを言うんだと思ってもらえるように

今回法定ビラを駅頭で配らせていただいておりまして、受け取ってくださる方もいらっしゃいますし、もういいよっていう感じの方もいます。大体そんなもんです。大体今の人はあまり熱狂的に近づいてくるというよりは、チラッと見るチラ見と言われますけど、さりげなくその人の所作を見ていたり、あるいは後でネットを調べたりとそういうことがあります。
今回私は受け取ってくれた時に、これから4年間でやりたいことが書いてありますので、後で通信簿じゃないですけどあの時言ったことが本当だったか確認してくださいということをお話ししています。若い人とかちょっと振り返ることがありまして、政治家って選挙の時だけ色んな良いこと言うけど結局やった形跡が見えないということがよく言われます。おそらく新宿でもそうですが、投票率が低いということの原因だと思います。私の生き様として、あの人間信用して良いんだ、投票してくれなかったとしてもあの人は紙くれて投票しなかったけど実は本当はやったんだということが後になってわかってくれれば、政治家もたまには本当のことを言うんだ、政治家の言うことを聞いてみたら意外と良いんじゃないか、そう思ってもらえるようにしていけたら良いなと思いながら今の選挙戦を戦わせていただいております。
まだまだ自分自身が勉強不足でもあり、経験不足でもございます。そう言う状況ですので、決して偉そうなことを言うわけではありませんが、こういう状況で私の選挙2回戦わせていただいて30%いっておりませんので、新宿ずっと続いていることなんで、よその自治体ももっと下がっていますんでそこの争いをしても仕方ないんですが、とにかく自分たち一生懸命頑張って少しでも信用してもらえるよう職業人として生きていきたいと思います。あんまり盛り上がる話ございませんでしたけど、脱力系の人間なので。
そんなこんなありますが、ネット見ていると麻痺してますんで何書かれても傷つかないんですけど、色々叩いています。それは相手の悪口言うときは自分が追い詰められているときなんだと思っています。泰然自若として私は私の明るさを持って最後まで戦い抜いていきたいと思いますので、最後までどうかよろしくお願いします。

過去2回とも演説会に出席しましたが、最も落ち着いた演説をされていた印象でした。

演説会の最後には恒例の頑張ろうコールが行われました。
しかし「カツぞーコール」を行う予定だったようで改めて「カツ!」ためにコールが行われていました。

ご自身でもカツを食べて気合いも十分な吉住候補でした。

カツコールまでされていたので、
「カツ新宿をよろしくお願いします!」
とお伝えしたところ、
「もう一回カツ食べます!」
とお返事をいただきました。

それでは本日はこの辺で。

ABOUTこの記事をかいた人

伊藤 陽平

新宿区議会議員(無所属) / 1987年生まれ / 早稲田大学招聘研究員 / グリーンバード新宿チームリーダー / Code for Shinjuku代表 / JPYC株式会社